気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-318
赤雪山・多高山(足利・佐野の山)

山行日
    2007年4月5日   晴れ   単独

コース 概略図はこちら
    長石林道足利佐野境界→赤雪山→A点→B点(林道)→C点(栃木県道66)→D点(老越路峠からの登山道に合流)
    →多高山→老越路峠→C点→E点(鉄塔メンテルートに合流)→F点(長石林道-赤雪山登山道に合流)
    →長石林道足利佐野境界

 週間予報がコロコロ変り目的の山計画が宙に浮く。昨夕までネットを開けたり閉じたり、最終的に晴れてもスッキリしないだろうと判断、大げさだが、赤雪山と多高山のヤシオツツジ探しとなった。赤雪山は、沢山はないが見かけている。多高山は、30年ほど前歩いた時、南の尾根で点々と咲いていたのを見ている。今はどうなっているのだろう、数は期待できないが、花に逢いたいものだ。

 時ならぬ春の雪、伐採された斜面に薄っすらと積もる、満開のヤマザクラも震えている、7:00長石林道足利佐野境界の赤雪山登山口を出発。枝間から見える北側の山並みは白みがかっている。電力の鉄塔をくぐり、若干下って登り返した所で三輪のヤシオツツジを発見、まだ生き残っていたのである。足を進めると、点々と今を盛りにピンクの大輪を風に揺がせていた。ここは、数年前と変ってないようだ、株も小さい、花も少ない、でも松田湖駐車場分岐点まで続いた、7:53薄っすらと白い雪の積もった赤雪山山頂着、小休止。
  
 満開のヤマザクラと雪、赤雪山登山口付近      登山口から石尊山〜深高山尾根

  
 登山口付近の丸太の階段                 薄っすら積もった雪、登山道で

  
  北側に見える山並みも白く                ヤシオツツジが咲いていた

【点々と咲くヤシオツツジ、鉄塔〜松田湖駐車場分岐まで】
  

  

  

  

  

  

 2週間ほど前、犬を連れて来た時に未完成だったデッカイ道標が、しっかりと建っていた。傍らにある個性豊な小さい山名板と対照的で面白い。以前は、赤雪山の由来を書いたものもあったが、今はない。急坂のスベル道は丸太の階段に、山頂には大きな東屋と道標、厳しい昨今の情勢の中で、歩く人々の安全を気づかってくれるのは有り難い、8:05山頂をあとに。
  
  山頂直下の階段                      山頂のベンチ

  
  山頂から松田町を眼下に                 同、赤城山、山頂部に雲

  
   同、仙人ケ岳方面                     同、枯れ枝を白く化粧した松2本

 松田川ダムの北側を回り仙人ケ岳へ向うルートを300mほど北に進む、平坦な道である、左手には鳴神山から根本山の稜線が連なる。樹林帯に入り、間もなく登山道は左にカーブする。このポイントから北西方向に延びる小尾根を下る、8:10。厚く積もった落ち葉を踏みしめて少し進と、急斜面の下りとなる。ここにも点々とヤシオツツジ、残念ながら花はほとんど終わっていた。時々樹間から赤雪山山頂部、目指す多高山、鳴神山・根本山の山並みが見えていた、8:33林道に出る。廃棄物の捨て場と化した林道を抜けて栃木県の県道66号、桐生田沼線に出る、8:42。
  
  鳴神山〜根本山の稜線                 仙人ケ岳方面への登山道

  
  平坦な道、落葉樹の間を歩き               山頂から300mほどの所で枝尾根に入る、A点

  
  厚く積もった落ち葉                     東の稜線

  
                        咲き残ったヤシオツツジ

  
   細い岩尾根                        振向けば赤雪山方向はこんな形

  
      平坦な落葉樹の間を抜け              桧の人工林を抜ける

  
  ほどなく林道に出る、B点                 そして栃木県の県道66号へ

 道路の反対側の斜面に取り付き藪を漕ぐ、小木を掴みあえぎながら高度を稼ぐ、15分ほどで緩やかになり、満開のヤマザクラと目指す多高山を見る。角度を変えれば下ってきた赤雪の尾根を樹間から見る、最初のピーク9:00着。2つ目9:10.3つ目9:13、4つ目9:16、ここから40mほどヤセオネを急降下、いよいよ最後の登りにかかる。
  
 北側の斜面に取り付く、C点                 明るい尾根筋に出る

  
    赤雪山方面                        ヤマザクラと目指す多高山の方向

  
   最初のピーク、薄い踏み跡あり             多高山を北東方向に

  
   落葉樹と桧が交互に                  樹間より多高山

  
 北方向に大きく回り込む                 鞍部付近から山頂部

 登り始めるとヤシオツツジの花、弱ったアカマツを背景に満開の装い、見渡せば点々と、しかもこれから咲く蕾が半分ほどある。株の大きさと個体数は、赤雪山と変らない。でも初めて歩き、出逢った瞬間の喜び、今日一番である。鳴神、根本、熊鷹、氷室の山並みとヤシオツツジを見ながらの最後の登り、多高山は良い山だ。

【点々と咲く多高山西尾根のヤシオツツジ】
  

  
  鳴神山〜根本山〜、の山並み              浅間山遠望

  

  


 勾配が緩くなると、間もなく、老越路峠からの登山道に合流し、山頂に出る、9:45。山頂の眺望もなかなか良い、眼下に佐野市の飛駒町の集落、その向こうは葛生方面の山並だろうか、いや旗川秋山川水系の山並だろう。芽吹きつつある、切り株から延びた楢の大きな芽、年代物の祠、近代的な(現代的)雨量観測データの中継局、アンバランスの楽しさがここにある、10:00山頂をあとにする。
  
  老越路峠からの登山道に合流、D点           多高山山頂を南側から

  
  多高山山頂                         二等三角点、608.0m

  
       山頂より飛駒町                 山頂にある雨量観測データの中継局

  
   南方向に下る尾根                    老越路峠にある山神と石碑

 南方向尾根を一気に下る、あっという間だった、10:13老越路峠着。30年前の記憶とは似つかない光景だった。老越路峠は、狭いガタガタの峠道から切通しの明るい舗装道路に変り、当時のヤシオツツジの咲いていた岩尾根と今下ってきた道が一致しない。往路取り付いた位置まで県道を歩き、今度は東側の尾根に取り付き赤雪山の尾根に再び出る、10:25山中へ。最初はまともに低木を掻き分けたが、左からの薄い踏み跡に出る、ここはブルでかいた道だったようだ。間もなくこの道は途切れ、再び藪を漕ぎ最初のピークへ、10:47着。

 この南側で、鉄塔メンテナンス用の道に出る、整備された登山道なみだ。小さなアップダウンを3,4回繰り返し、今朝ほどくぐった鉄塔に接近する。ここでメンテ用の道から外れ藪を漕いでピークへ、正規の登山道に出る、11:12。すっかり雪の解けた登山道を下ると、間もなく出発点の長石林道足利佐野境界に出て、本日の山行を終える。
  
    老越路峠                         左が長石林道、右が桐生市梅田町方面

  
  再びC点から東の尾根に入る              多高山を樹間に

  
   多高山を樹間に                      赤雪山と電力鉄塔

  
   最初のピークで鉄塔メンテ用の道に出る、D点      P512の北側尾根

  
      赤雪山                        山火事の跡、東の山並

  
     P512付近から多高山                同、赤雪山

 総所要時間は、4時間17分であった。赤雪山で生き延びて咲いていたヤシオ、はじめて逢った赤雪北面、多高山西尾根のヤシオ、花数は少ないが、しっかり自生している光景に感動した。人工林、雑木の成長など植生が変化する、また人々が大勢踏み入る、この中で耐え抜いた木々である。山の松は近未来消えるだろう、しかし、今日見たヤシオツツジは可憐な花を咲かせ続けても欲しい。

気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”