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温泉ケ岳・根名草山(日光の山)

山行日
    2008年9月17日   晴れ   単独

コース 概略図はこちら
    金精トンネル入口P→金精峠→温泉ケ岳分岐→温泉ケ岳→温泉ケ岳分岐→念仏平避難小屋→根名草山→
    念仏平避難小屋→金精峠→金精トンネル入口P

 1日まるまる晴れるのを期待していたが午後から曇りの公算大、時期的には中途半端、そこで浮かんだのが根名草山である。以前(1984年8月)一度だけ金精トンネルから根名草山を通って日光沢温泉に抜け、夫婦淵温泉まで歩いている。が、当時の台風被害による倒木を乗り越え、日光沢に近づきP1972をトラバース中、足を挫き、腫れた足を引きずりながら夫婦淵に辿りつき、タクシーで金精トンネルまで戻った最悪の思い出があるだけ。その後、逆に丸沼温泉から湯沢峠を越えて金精峠への計画も立てたが、宙に浮いたままとなっている。この目で確かめたかったこともあり、根名草山まで歩くことにした、5:18金精トンネル日光側入口の駐車場を出発する。間もなく日の出を迎える時刻、木段、ハシゴを伝って急坂を登る。昔は日光白根山というとここからと決め込んでいたが、菅沼からのルートを知ってからは、金精峠まで歩いたことがない。金精山周辺の崩壊でルートが変更になったことは聞いていたが、整備されて歩きやすい、昔はガレた急斜面で歩きにくかった。峠まで2/3ほど歩いたところで金精山が朝日を浴び赤く染まる、金精峠着5:42。
  
  男体山を南方向に急坂を登る                     朝日に輝く金精山

  
   金精峠                           早朝の男体山と戦場ヶ原、湯ノ湖

 峠から北東方向に、稜線の直ぐ下を歩く、道の両サイドにアズマシャクナゲ、オオカメノキ、コメツガがビッシ生え、登山道からは所々で周辺の山並みが見えるだけ。オオカメノキ、ミネザクラ、ダケカンバが色づき、オオカメノキの実が真っ赤に熟れ秋の到来を感じる。ジグザグに歩いてきた斜面の道が急に緩やかになる、肩のような所らしい。眺望も素晴らしい、南方向に男体山と外山の間に戦場ヶ原、半月山、社山、黒桧岳が見え、南西方向に金精山、五色山、日光白根山 上州武尊山が見える、そして北西方向に菅沼、四郎岳、後ろに笠ケ岳、至仏山を眺望する。ジメジメした中を通り間もなく温泉ケ岳の分岐点にさしかかる、6:23。ここから山頂まで、群馬・栃木県境に沿った登山道を往復する。樹林帯を抜け、クマザサの斜面を進む、露をたっぷり含んだ葉でズボンを濡らし、温泉ケ岳山頂着、6:30−6:40。
  
                             稜線から金精山

  
                        樹間に金精山、日光白根山

  
男体山と外山の間に戦場ヶ原、半月山、社山、黒桧岳     金精山、五色山、日光白根山

  
    上州武尊山遠望                        菅沼、四郎岳、後ろに笠ケ岳、至仏山


         金精山、五色山、日光白根山と左に前白根山、白桧岳


              左から外山、前白根山、白桧岳と金精山、五色山、日光白根山

  
   樹林帯の中の道                  平坦な道を進んで分岐に出て県境に沿い温泉ケ岳を往復する

 山頂は北方向から東方向にかけて開いて、尾瀬方面と日光連山が眺められる。あまり見たことない角度なので興味深かった。後ろに女峰山、小真名子山、大真名子山、男体山が連なり、女峰山と太郎山、太郎山と山王帽子山が重なり、手前左右に於呂倶羅山と三岳が並ぶ。逆光で水墨画を見ているようだ。北方向に目を転じれば、笠ケ岳、至仏山、平ケ岳、燧ケ岳、会津駒ケ岳を遠望し、手前に四郎岳、燕巣山、そして根名草山の天辺が向かう平坦な山並みにポコンと見える。会津駒ケ岳の手前右に帝釈山、田代山の平坦に見える尾根があり、遥か彼方に飯豊山が霞む、6:46分岐点に戻る。
  
   温泉ケ岳山頂、平ケ岳と燧ケ岳              三等三角点


東側の眺望、後ろに女峰山、小真名子山、大真名子山、男体山、女峰手前左から於呂倶羅山、太郎山と三王帽子、三岳


北側の眺望、後ろ左から笠ケ岳、至仏山、平ケ岳、燧ケ岳、会津駒ケ岳、手前左から四郎岳、燕巣山、(燧ケ岳の右に)根名草山

  
奥に笠ケ岳、至仏山、手前に四郎岳、燕巣山             奥に平ケ岳、燧ケ岳、(燧ケ岳の右に)根名草山

  
    奥に会津駒ケ岳、手前右に帝釈山、田代山                    飯豊山遠望

 分岐点から、温泉ケ岳の山頂部を南西方向から北東方向へと180度トラバースする。南西方向に逆光の日光連山を見ながら進むが、足元の笹道は要注意である。早くもミネザクラ、ダケカンバが薄く紅葉していた。北東方向で若干下り、軽く上り返した所を温泉平というらしい。ここで初めて温泉ケ岳の山頂部を見られる。樹林帯に入り小さくアップダウンを繰り返し、昔被害を受けた森林が、見事に蘇っている斜面を目のあたりにした、自然の力に感心、感動した。念仏平を抜け、鞍部の念仏平避難小屋に出る、7:22。建付けの悪い戸を開け、小屋をちょっと覗くと、小屋は老朽化しているが中は整然としていた、水場もキレイだし、ゴミ等見当たらず、総合評価は○。小さな沢を渡って西斜面に取り付くとエンジン音が聞こえてくる、近づくと倒木を切断したあとがあり、登山道の整備かなと思ったが、小屋掛けして、発電機と小さな重機があり、土木工事中であった。聞くと、念仏平避難小屋の建て替えとのこと。
  
                     戻って、温泉ケ岳の東側を巻く、笹の斜面が歩きにくい


    温泉ケ岳の東側から太郎山、男体山のシルエット

  
   ミネザクラがうっすら紅葉                 ダケカンバも少々色づいて

  
    温泉平から温泉ケ岳                    樹林帯に入ると温泉平

  
  樹林帯を緩やかに進む                  温泉ケ岳と右側に日光白根山

  
                 オオシラビソの幼木の間を進む、白木は立ち枯れ

  
   念仏平鞍部に念仏平避難小屋            登り返すと間もなく避難小屋新築現場

 再び蘇るオオシラビソの森から日光白根山を眺め、美しさを胸にする。しかし、これから20年もするとこの光景は眺められないが、マイナスイオンたっぷりな森に変っているだろう、この目では確かめられないが。小さなピークを3つほど越え、木々の間から形を変えていく山並みを眺めながら進む。天候の進むのが早いようだ、日光連山にも、見渡す山々にも雲がかかり始めた。山頂部の細い尾根を歩くと、樹林に囲まれた根名草山山頂に着いた、8:13。

  蘇るオオシラビソの森と日光白根山

  
    密生した幼木は徐々に間引かれて、生き残ったものが大木に成長いくのだろう

  
                     風倒木の跡の残る森、ここでも森は確実に蘇りつつある

  
                 小さいアップダウンを3つほど、日光白根山、男体山が光景を変えていく

  
    田代山、帝釈山の後ろに飯豊産遠望           上州武尊山、上越は雲の中 

  
     根名草山の山頂部樹林帯              枝間から日光白根山、錫ケ岳(右)

  
                          根名草山山頂、北側と東側の眺望あり

 根名草山山頂部は北側と東側が一部開け、燧ケ岳と鬼怒沼、会津駒ケ岳、帝釈山と田代山周辺、日光連山が眺望できる。山頂は狭く定員10〜20人程度、周辺を含めれば30〜40人ほどになろうか、踏みあとからすると、大勢一度に押しかけまい、静かな山頂で良いのだ。燧ケ岳を眺めながら、ここで遅い朝食をとる。先ほど会った男性は日光沢温泉から来て、戻ると言っていたがどこまで行ったのだろう、念仏平避難小屋までかな、温泉ケ岳までだろうか。8:38、山頂をあとに折り返す。
  
   根名草山山頂から燧ケ岳                    同、帝釈山、田代山


  根名草山山頂から燧ケ岳、手前茶色が鬼怒沼(草紅葉が進んでいるようだ)

  
  同、釈迦ケ岳遠望                     女峰山方向


               同、会津駒ケ岳〜田代山方面の山並み

  
                        オオカメノキの紅葉が一部始まっていた

  
                       オオカメノキの実も熟して

 9:22念仏平避難小屋、温泉平手前でその男性に会う、どうやら温泉ケ岳往復のようだ、達者な足だ。先を譲られてしばらく話しながら歩く。上り返したところで見えなくなった、9:51温泉ケ岳分岐、肩の付近で1名会い10:18金精峠、急坂を下ってまた1人、10:38登山口に戻る。総所要時間は、5時間20分、前回より早いように感じる、登山道が整備されたお陰だろう。機会みて、また丸沼温泉からの計画を復活させよう。



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