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塔ノ岳・丹沢山・蛭ケ岳・檜洞丸

山行日
    2006年3月20、21日   晴れ   単独

コース
    1日目:大倉→見晴茶屋→金冷し→塔ノ岳→竜ケ馬場→丹沢山→棚沢頭→蛭ケ岳
    2日目:蛭ケ岳→臼ケ岳→金山谷乗越→檜洞丸→熊笹ノ峰→犬越路→用水沢出合→西丹沢自然教室
     (クリックすると2日目にジャンプします)

 丹沢山塊は首都圏に近く、その峰々に魅了され、四季を通じて訪れるハイカーは非常に多いと聞く。当掲示板に張られた、すず○さんの画像に42年ぶりに寝覚め、歩くことにした。コース、宿泊施設は全く同じ、利用交通機関も一緒、時間も光景も霞んでしまった山並みを辿るべく、大倉のバス停を8:35発つ。

 まず、行程7kmの塔ノ岳を目指す。舗装された道からはじまり、人家を過ぎたところで小道に入る、といっても大勢の人達の通った道、ちょっとオーバーに言えば軽トラぐらい通れそうだ。直ぐに勾配を増し、シフトダウン、乗り合わせた人達と抜きつ抜かれつ、一旦分かれた巻き道を合わせ9:20見晴茶屋に着く。只今建替え中、もうじき足場もとれそうだ。見晴の名に相応しく、見下せば眼下に秦野付近の街、部屋からは相模湾が一望できそうだ。ここからしばらく木道が続く、陽光のさす落葉樹の林、上り下りの間隔が幅広く、急登でも心遣いせずゆったりした気分で歩ける。今朝は冷え込んだようだ、霜柱が3cmほどに成長している。迫ってくる林間から見える東側の稜線は、烏尾山、三ノ塔のようだ。
  
  大倉バス停                         人工林の中の登山道

  
 一旦分かれた巻道の合流点                 見晴茶屋から見下ろす街

  
 木道の急登                        東側に烏尾山、三ノ塔の稜線が迫る

 西側に目を移せば、真白き富士峰、中間にかかった雲も愛嬌、山頂部は隠さないで欲しい。堀山の家を過ぎると一段と勾配を増す。石ころを避けながら進む、「こんにちは・・・・」、「先ほど会いましたよね・・・」、といった感じで、同じ方から挨拶されたり、してしまったり。高度は上がり、相模湾が視界に入った、烏尾山、三ノ塔も近づき塔ノ岳と勘違いしそうになる、花立山荘着、小休止10:52−11:00。
  
          富士山が視界に入る、ハチマキのようにグルッと巻いている感じの雲

  
 キツイ坂                            相模湾もはっきり見えてくる

  
              烏尾山、三ノ塔も近づき塔ノ岳と勘違いしそうになる

  
                    花立山荘付近から富士山、同アップ


  同、パノラマ

 ここの裏手にまわると、富士山の右手に南アルプスの峰々が現れる、どの辺になるのか見当がつかない、あとの楽しみだ。この辺から登山道に面した木々の丈も若干小さくなり、富士山を眺めながらの坂道を進む。正面にようやく現れた塔ノ岳を見てピッチがあがる。鍋割山方面からの道と合流し、樹間を緩やかに進む、ここを金冷しというようである、どんな意味があるのだろうか。ここから霜解けで、木道のない所ではグシャグシャに泥濘んでいた、最後の急登を一気に上がり、塔ノ岳着11:34。
  
 富士山の雲もなかなか取れない              富士山の右手に南アルプスを遠望する

  
 塔ノ岳の山頂部が現れる                  移動しても雲の形はあまり変わらず

  
 鍋割山からの道に合流                    南アルプス遠望

 びっくりしたのは、富士山の眺望でなく、見事に並んだ休憩台だった、スゴイの一言。想像するのに、シーズンになるとクロヤマになるのだろうか。東京からちょっと山歩きを、と富士山の眺望を楽しみ、いい空気をすって、いい汗かいて、次週のエネルギーにする。都心から3、4時間で立てる山頂、としてはベストであろう。周辺には、20人ほど、様々な格好で、山頂を踏んだ喜びを感じているようだった。

 山荘の北側に回りこむと鹿が4頭、一家かな、笹を食べていた、昼食かな。近づいても全く逃げようとはしない、人間に慣れたものだ。丹沢山塊の食害が騒がれだした話は古い、でも一家をファインダーを通して見ていると、そんな感じはおこらない。富士山と雄鹿、似合うではないか、あまり子孫を増やすことなく、人間社会と共存して欲しい、11:50丹沢山に向かう。
  
 塔ノ岳山頂より霊峰富士を眺める             同、アップ


   パノラマでもう1枚

  
  雄1、雌3頭の小群、家族だろうか            雄鹿、「ハイ、ポーズ」


   「富士山には、鹿も似合う」、なんて!

 山頂から一旦下って登り返すと日高と書いて“ひったか”と読む平坦な場所に出る。自生のブナが点々と見られる所だ。丹沢山塊のブナは貴重な存在とか、枝越しに眺める富士山、これも素晴らしい。小さい起伏を繰り返し、ベンチのある休憩地、竜ケ馬場に出る、12:27−12:35昼食。ここの道標に、丹沢山0.9km、塔ノ岳1.7kmの標記あり。小さい起伏をいくつか繰り返し、丹沢山山頂へ飛び出る、12:58。塔ノ岳を出て1時間強、会った人は僅かに2人だった、それも下山する人である。
  
  ブナの自生地を抜けていく                こんな斜面も現れる

  
                  流れる雲と富士山を見つつ、塔ノ岳北面、下がってまた上がる

  
  日高(ひったか)の道標                振り向けば塔ノ岳

  
   手前の情景は激しく変わっても、雲の動きはゆっくり、富士山はどっしり、また下る。

  
 登り返すと竜ケ馬場、東に東京は霞み、西に富士山はくっきり、南の塔ノ岳はだんだん遠のく

  
  枯れ木の目立つブナ林、青空にちりばめたような綿雲が青い空に点々と

  
     富士山は枝間にも、枯れ木にも、山並みにも、合ってしまう、全くミスマッチを感じない

 一等三角点と気象観測点のある山頂、丹沢山1567.1mには、日本百名山の複数の標記あり、S社の2006年版の山地図もそうなっている。しかし、確か、深田久弥の日本百名山を意味するものとしては、これから向かう丹沢山塊最高峰の蛭ケ岳1673mのはずだ。折角目指して来た人が、ここで山頂を踏んだ、と帰ってしまわないだろうか、かわいそう、余計なこと書いたなか、本日の最終目的地、3.4km先蛭ケ岳へ向かう。
  
  気象観測点でもあり、一等三角点のある丹沢山山頂   山頂から見る富士山

  
 蛭ケ岳へ3.4kmの道標、                      下り始めると泥濘んだ登山道脇に雪が残っていた

  
    鞍部付近から富士山                 同、アップ

 ブナの道は続く、イヌブナの標識を見かけたが、混生するのであろうか。笹原の中の泥濘んだ道を、霞んだ東京を右手に、左手に富士山を見ながらダウン&アップすると、樹床を一面笹に被われた不動ノ峰という平坦な美林にでる、13:45。独特な樹皮をもつヒメシャラも点々と見える。さぞ、新緑と紅葉は綺麗だろう、冬枯れのこの時期でさえ美しさを感じるのであるから、小休止して13:55峰の急坂を下る。
  
     蛭ケ岳が右奥に                   不動ノ峰と富士山

  
 イヌブナの表示、ブナと混生しているのだろうか      蛭ケ岳

  
    不動ノ峰                         不動ノ峰の美しい樹林、樹床は熊笹


     不動ノ峰と歩いてきた峰々


     不動ノ峰と歩いてきた峰々

  
  不動ノ峰付近から撮った富士山             同、アップ


     同、パノラマ

  
  鬼ケ岩ノ頭付近から富士山               同、アップ

 次は、鬼ケ岩ノ頭という小ピークを通過する、鎖の設置されている岩場である。ここだけは、特別危険を意識したわけではないが、少々緊張して富士山が見えなかった、見られなかった。正面に見える蛭ケ岳へ通じる尾根道は急坂に見える。でもここまで来たら、40,50分もかかろうか。再び富士山を眺めながら、ゆっくりと最後の上りに、山靴を運ぶ。直下でジグザグに進み、山荘に飛び出たようであった。
  
 越えてきた鬼ケ岩ノ頭を振り返る              蛭ケ岳への最後の上り

  
  もう少しで鞍部へ                      蛭ケ岳山頂直下

  
 笹の斜面を上り詰めると本日の最終目的地蛭ケ岳山頂、そして蛭ケ岳山荘が一段下がった所にあった。

  
 山頂からの富士山                       山中湖、手前のピークが明日向かう檜洞丸

  
 霧が一時晴れて、夕焼けの富士山と檜洞丸       次の一瞬また、別の姿に

  
アップで富士山と檜洞丸                   雲間の夕日

 そのまま少々進んで、14:50山頂に立つ。予定では約7時間をみていたので、1時間ほど早かった、雪の遅れもなかったし、休憩時間が少なかったようだ、本日の所要時間は、6時間15分であった。
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