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剱岳

山行日
    2006年9月3日    晴れ    単独

コース
    早月尾根コース、馬場島→早月小屋→別山尾根分岐→剱岳→別山尾根分岐→早月小屋→馬場島

 先日電話で知人のMさんから、剱岳日帰りの話を聞いた。私にも出来るかな?、調べてみると、昨年9月足利の山で同じ様な標高差で歩いていた、この時の標高差が2310mで13.5時間かかっている。山地図によると標高差2240m、15時間となっている。思い立ったら・・・・、南アルプス行きを延期して、急遽予定をたてた、目標は13時間、早立ちして明るいうちに下山する。R8の魚津市付近から約30km入った、馬場島で5時にスタート18時着、1時出発19時下山の二人から情報収集、3時スタートで16時着の13時間を目標に歩くことにした、山は上天気だったようだが、今は小雨が降っている。

 仮眠して2時半起床、雲間に星がちらほら、馬場島の駐車場を2:47出発する。今回はヘッドランプを買い替え、水500cc、茶750cc、果物梨2個(皮をむいたもの)、ミカン3個、ほか主食&非常食を携帯した。登山口付近はやや急登、標高1000mの松尾平で平坦となる、3:17。少し進むと急激に勾配を増す、といっても小さくジグザグしながら、木の根と岩石を避けながら進むのであるから、小股で歩くのが良さそうだ。木の間から街の灯りが1ヶ所見えるが、何処だか全くわからない。1200m地点3:57、1400m地点4:18通過、この辺一帯、大きな杉の木が登山道沿いに生えている。どうやら200mおきに道標が整備されているようだ、夜間のハイカーが多いのだろうか。

 1600m地点で、4:30、やっと薄明るさを感じた、でもヘッドランプを消したら全然見えない。ここから大きな木は減り、潅木が多くなってきた。真っ暗な道、一本道で迷い込む事はないが、時々振向いては気を使う。1800mを通過して記録、振向くと100m以内に灯りが一つ、追いついてきたらしい。明るさを増し、消灯する、間もなく平坦になり、登山道の真中に三角点を発見、1920.7m地点である。やっと山並が目に入った、ノコギリのような峰だ、位置からすると小窓尾根になる、上空は晴れているようだが、東の空は薄い雲がある。5:33、2000m地点を通過、小屋まであと1kmとある。ほどなく、太いロープを伝って稜線に出ると、剱御前と大日岳、向う剱岳山頂部、鞍部に早月小屋が視界に入った、小屋着6:08。朝食をとっていると、若い男性が到着、後に見えた灯りはこの人であったようだ。
  
 登山道の真中に三角点、標高1920.7m地点      小窓尾根上空の雲を赤く染め

  
 ロープを伝って稜線に出ると                 剱御前とカガミ谷(剱御前と大日岳の間)の雪渓


   左、剱御前 右、大日岳


  左、剱岳山頂方向と剱御前(中)、中央下に早月小屋、大日岳(右)

  
   小窓尾根                           剱御前

  
    小窓尾根もクッキリと                 剱岳山頂部はこの奥に、早月小屋付近から


                           同、雲が切れ朝日に輝く大日岳

 6:20、彼を追うかたちで出発、潅木の間を高度を上げていく、登山道の方向も変る、次々と山並が変化していく、これがたまらなく楽しい。彼は後ろについて来られるのが嫌なようだ、「お先に・・・」という。当方も見るものは見て、撮るものは撮って、マイペースで歩きたいだけだ。私が前を歩き、彼が追いつき又離れる、これを繰り返しながら進んだ。6:48、2400m地点通過、この辺が森林限界らしい。2600m地点7:15通過、2400mと2600m付近の平坦な場所では、お花畑が広がり、トリカブトの鮮やかな紫が印象的だった。
  
小屋を下に見る、ロープで出た所が後のP2224mか? 北に見える山、猫又山2378mと釜谷山2415mだろうか、右が赤谷山かな?

  
  剱御前と別山(奥)m右奥は龍王岳2872mと浄土山2831m     薬師岳2926mが中央奥に                    

  
 山頂はどれだろう?                     小窓尾根の向こうに白馬岳と旭岳(左)が見えてきた

  
 同、アップで白馬岳と旭岳(左)            北に見える山並、猫又山と釜谷山(?)

  
                 お花畑はアザミ、トリカブト、オンタデが満開だった

  
                       鮮やかな紫色が印象的でした、キレーイ

  
     2400m、2600m付近の鞍部             タカネマツムシソウ

  
      チシマギキョウ                  ウサギギク

  
        オヤマリンドウ                 ヤマハハコ

  
  ミヤマリンドウ                        アキノキリンソウ

 お花畑を過ぎると岩稜帯となり、鎖場の連続する場所もある。山並を見ながら、緊張せず、ゆっくり足を運びたいところ。山頂でのんびりするのも良いが、2600m〜山頂までは、ハヤル心を抑えて、抑えて、オサエテ、鷹の目にして脳裏にプリントしたい。2800m地点8:00、下る人に数人会って、別山尾根の合流点8:37、8:43山頂に到着する。
  
薬師岳(中央奥)と手前に天狗平、右は大日岳         左から旭岳、白馬岳、鑓ケ岳

  
立山三山(中央)と別山尾根    黒百合コル〜剱御前(左)、笠ケ岳、黒部五郎岳、薬師岳遠望、手前が地獄谷、天狗平

  
左から旭岳、白馬岳、鑓ケ岳、手前は小窓尾根       大日岳


立山三山と別山尾根(左) 水晶岳、笠ケ岳、黒部五郎岳、薬師岳遠望、手前が地獄谷、天狗平、右が大日岳

  
 前剱、剱御前、立山三山、水晶岳〜薬師岳遠望     別山尾根の分岐点が見えた

  
   別山尾根の分岐点                    剱岳山頂が見えた、いっぱい人人人・・・・・・

 山頂は、人人人の花盛り、それぞれが、ここに至るまでの辛さを乗越えて、この青空の下、絶景に陶酔する。これは、今日、今、ここに足を運んだ者の特権だ、光景は刻々と変化する、これも楽しみたい。バンザイを唱えるツアーの面々、祠に向って深々と頭を下げる年輩者の顔、皆ハツラツとしている、頼もしいものだ。山並を幾度となく見比べる、知っていそうな方に聞く、地図を広げる、メモる、これも後で楽しい。9:30、山頂をあとにする。
  
       山頂でそれぞれの楽しみを味わっているようだ、2999m、3000mなくも剱は剱


            立山三山と白馬岳〜薬師岳遠望、


            立山三山と槍ケ岳〜薬師岳遠望

  
  立山三山と槍ケ岳〜薬師岳遠望            立山三山と槍・穂遠望

  
     針ノ木岳                       蓮華岳、針ノ木岳、針ノ木の左雲海上に富士山

  
水晶岳、(この間に乗鞍岳と御嶽山)、笠ケ岳、黒部五郎岳遠望      黒部五郎岳、薬師岳遠望
手前龍王岳と浄土山

  
水晶岳、(この間に乗鞍岳と御嶽山)、笠ケ岳、黒部五郎岳遠望    黒部五郎岳、薬師岳遠望
手前龍王岳と浄土山

  
  剱沢の小屋付近                        真下の平蔵谷


          唐松岳〜爺ケ岳遠望

  
   唐松岳〜爺ケ岳遠望、手前は八ツ峰             白馬岳遠望、左から旭岳、白馬岳、鑓ケ岳

  
 白馬岳〜唐松岳                       五竜岳〜鹿島槍ケ岳

  
   唐松岳(中央)                         五竜岳(中央)

  
    鹿島槍ケ岳(中央)                     白馬三山

  
  真北の猫又山と釜谷山(?)                  剱岳の三角点

 10:06、2800m地点、10:46、2600m地点通過、ここで往路一緒だった彼に会う、また私が彼の先を歩くことになる。早月小屋11:23着、小休止、彼にミカン1ケ、2000m地点12:00、1600m地点12:42、1200m地点13:07、1000m地点13:27通過、登山口着13:47で本日の山行を終えた。
  
早月尾根の分岐点付近と大日岳               去りがたき山頂の光景

  
                        鎖場を慎重に下る

  
           岩稜を下ると                お花畑に出る

  
  潅木の間を下って行く                   登山道の整備をする小屋の関係の方、ご苦労様です

  
  カライトソウ                         ダイモンジソウ

  
   霧の立ち込めた立山杉の道                大きな根本、ホラアナ状に

  
    これは1本立ち                      これはタコの足のよう

  
   平坦な道に出て大きなナラの木に逢う          ここで今日の山行を終了、早月尾根登山口

 総所要時間は、丁度11時間であった。登山口から早月小屋までは、ほとんど樹林帯で眺望はないが、これから上はバツグンである。幸い天候に恵まれて、良い思いをしたが、もっと条件がよければ、日本海まで一望できるらしい。こんな、機会があったらまた歩きたいコースだ。室堂経由も又楽し、であることも書いておこう。



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