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安達太良山
  
山行日
    2004年7月11日  曇り後雨     単独

コース  詳細はこちら
    奥岳駐車場→勢至平分岐→峰ノ辻→牛ノ背→安達太良山→牛ノ背→鉄山手前→
    牛ノ背→峰ノ辻→くろがね小屋→勢至平分岐→奥岳駐車場

 安達太良山山行は、10年ほど前になろうか、高山植物の咲き始めた頃、妻と歩いたのが最初で、何度か機会はあったが、天候に恵まれず、吾妻山に変更してしまったこともあった。安達太良山は、私にとってついてない、雨降山なのである。今日の山頂は、スカッと晴れ上がってくれるだろうか、今のところはゴンドラ山頂駅より上はガスっている、4:07薄暗い奥岳の駐車場を出発する。

 未舗装の林道を歩き、沢沿いの散策路の出口で橋を渡り、間もなく露出した根っこだらけのぬかるんだ登山道へ入る、4:25。登山道は、地図上では、林道のヘアピンカーブをショートカットしたような感じで進む。薄暗い人工林を出たり入ったり、3、4回繰り返すと、左手に展望の利く場所があった。ロープウエイの山頂駅付近は、夏の日差しを受け、若干赤味を帯びていた。安達太良山の山頂方向は雲が多くガスっているが、間もなく晴れ上がるだろう、といつものように期待した。ショートカットは終わり、林道をしばらく歩くと、勢至平への分岐点にさしかかる、5:06。
  
 奥岳登山口(駐車場脇)               勢至平分岐(左)、直進はくろがね小屋へ

 夕べの雨をたっぷり含んだ潅木の露を払いながら進む、しばらく進むと花の終わったイソツツジうを見つけた。多分、確信はないが、南限に近いのではないだろうか。生い茂る緑のトンネルが続く、視界がきかず露払いだけではうんざりする所である。平坦な地形を抜け出すと、ハクサンシャクナゲ、コメツツジの花が目に入った。点々と咲く花を見て、やっとほっとして、山歩きを意識できた。

 間もなく、篭山の北側で見晴らしのきく小高い所に出た、山頂方向はガスっていて見えないが、周辺は日がさして緑が映えていた。ここから道は左に弧を描き、勾配が増す。もう、登山道に面した所では、低木が若干生えているだけで、火成岩と砂礫の道となる。岩の間には、ツガザクラ、ミネズオウ、ガンコウラン、マルバシモツケなどの高山植物が自生する。5:53、遭難碑だろうか、“友と雪”と刻まれた石碑の脇を通る。先ほどの視界はうそのよう、霧の中に徐々に入り込み、5分ほどで尾根に出る、ここが峰ノ辻であった、5:58-6:10。

 朝食をとり、風もでてきたのでウインドヤッケを着ける。ここから沢に下りて登り返せば20分ほどで山頂に着くのだが、牛ノ背に出て山頂を往復することにした。視界は30mほど、沢の音は聞こえるが、地形は全くわからない。道は右手のピークを西側に巻きながら、緩やかに石ころの間を進む。方向感覚なんてものではない、ただペイントマークを目印に進むだけである。稜線に道標らしいものがボーッと見えたとき、あれが牛ノ背と思った、
しかし標示は消えていた。ここで右手が上っているので勘違いをし、稜線を右折してしまった。3分ほどで小さいピークに着き、道標を見たら牛ノ背が手前になっていた。間違うときはこんなものだ、峰ノ辻から西方向に山頂があるのだから、明らかな間違いだ。引き返し緩やかに南寄りに進み山頂直下にでた。一名を乳首山と称する山頂の溶岩ドーム状の岩場だ。一応山頂を踏んでみたが、喜びも感動も濃い霧の中、6:44着。
  
 ハクサンシャクナゲ、勢至平で            コメツツジ、勢至平で

  
 山頂方向に朝日がさす                 小高い見晴らしのきく篭山(正面)の北側

  
 峰ノ辻                          牛ノ背・山頂間

  
  牛ノ背・山頂間、視界30mほど          安達太良山山頂

  
 山頂の鎖場                     山頂の祠

 山頂のマルバシモツケを写真に撮って、6:55山頂を後に鉄山に向かう。7:08牛ノ背を通り、先ほど間違えた小さいピーク?へ。地図上では牛ノ背から北側に方向が変わるが、その感覚はない。幸いここの道標は読めたので、鉄山の方向は分かるが、正規のルート(目印)を探し当てるのに一難あった。ヤセオネを通過したり、岩場を巻いたりして、大体北方向に進んでいるようであるが、トンと感じがしない。“くろがね小屋方面、沼ノ平方面への通行禁止”の案内を2ヶ所通過して、鉄山への道標が出てきた。どうもこの辺が納得いかず、時間的にも、距離的にも僅かなので、牛ノ背、峰ノ辻まで引き返すことにした。

 視界の悪い条件下でも、今通って来たルートは、目印もしっかりしていたので全然悩むことはなかった、7:53牛ノ背、8:06峰ノ辻。峰ノ辻で一瞬霧がとれ、山頂を覗かせた。30人ほどの団体が山頂から牛ノ背へ向かっていた。あとは霧の中に、人声(女性の声)だけが風に乗って聞こえてきた。ここからはくろがね小屋へ出て、林道づたいに戻ることにした。矢筈森の東斜面の視界は良好であったが、くろがね小屋に着くころは、上空は黒い雲に覆われ降りだしそうだった、くろがね小屋着8:32。
  
 峰ノ辻手前、帰路                   峰ノ辻から安達太良山山頂(左)、一瞬見えた

  
 くろがね小屋・鉄山のルート(閉鎖)         ヤマブキショウマ

  
 金明水                           コバギボウシ

  
 ノリウツギ                             散策ロ沿いの沢

林道へ入ると案の定、ポツポツとやってきた。これから山頂に向かう人たちに、2人、5人・・・・と会う、「降って来ましたね」、「上の天気は・・・?」、が返ってくる。断続的に降りがつよくなる、金明水を過ぎ、8:52往路の分岐点で雨具を着けた。断続的にやってくる雨、雨具が邪魔に感じる降りだ。往路に利用した泥濘の急坂も、土の質だろうか、滑ることなく、林道へ。若い男女が雨の中で地図を広げ、ショートカットの道を見入っていた。説明をしてやると、ステップも早々と杉森に消えた、9:43駐車場に戻って山行を終えた。参考にはならないが、総所要時間は、5時間36分であった。高速道路で北へ向かう時は、安達太良の山の全容を見るが、歩こうとすると拒否されてしまう、私にとってこの山は、そんな山なのである。いつかきっと、機嫌の良い時にまた・・・・・・・来よう。

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