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鍋割山・荒山(赤城山)
山行日
    2003年1月6日   曇り後晴れ     単独

コース
    鍋割登山口→鍋割山→荒山高原→荒山→荒山登山口→(林道)→鍋割登山口

 小寒に入り、日本列島はこの冬一番の寒気団に覆われ、各地に大雪を降らせているようである。関東平野の北端の一角に位置する赤城山は、日本海を渡ってくる低気圧のもたらす雪山の南端でもある。降雪量は上越国境の山々に比べたら比較にならないが、雪と接するには格好な場所である。今日の天気は、強い風と平野部は晴れ山沿いは雪、赤城山の山頂部の気温予測は日中で−10℃、とインターネットでの情報である。路面に雪がほとんでない早朝の山麓を走る、富士見村総合グランド附近から路面が凍結、立ち往生の車1台、チェーンを付けて鍋割登山口へ。

 7:30、歩きやすさを考えアイゼンを付けて、風花の舞う中をスタート。登山道は、昨日の入山者の靴跡がはっきり残り、その上にうっすらと新雪が積もっている。山頂部は吹き荒れているのか、黒い雲の覆われ全く見えない。下界は晴れているようだ、前橋の街並の向こうに富士山が、西には榛名山と浅間山がはっきりと見える。岩場も踏み固められた雪とアイゼンで相性が良く順調に進むが、ツバ付きの帽子とキャップで視野が狭く、時々横から出る枝に追突、“イターッ”。鍋割高原(1000m)を越え、二つ目の急登が過ぎると、平坦な登山道となる。積雪は40,50cmあり、小枝が顔に引っかかる。雪をかぶった丸太の階段の急登を終わると鍋割の山頂である、8:45着。

 山頂を包んだ雲の中だろうか、眺望が利かない、特に北側は真っ黒い雲だ。早々に東に向かう、所々に出来た吹きだまりは、昨日の踏み跡を残し被写体にはイマイチだ、曇天の下では映えない。でも中間のピークに着くころには、時々青空が広がり、回復の兆しが見えてきた。吹きだまりは多いところでは1mを超え、童心に返り雪遊びに興じる。荒山高原着9:35、南方向には秩父の山の向こうに、富士山が真っ白い姿で青空に映えていたのが印象的だった。
  
  榛名山と浅間山、鍋割山頂手前より                   前橋付近、同じく

  
   鍋割山山頂                               稜線の吹きだまり、山頂付近

  
         稜線の吹きだまり、山頂付近            稜線の吹きだまり、山頂付近

  
  稜線の吹きだまり                           稜線の吹きだまり

  
     上空を黒い雲に覆われた鈴ケ岳              荒山、上空の黒い雲が時々山頂を覆う

  
 荒山、荒山高原手前の登山道から                   真正面に富士山、荒山高原から

 荒山へは踏み跡もあり、ここまで歩いた状況から、天候が悪化しても、時間的にも早いことだし心配はない。20分ほど登ると箕輪への分岐点に着いた、西方は雲がすっかり取れ、歩いてきた鍋割山がくっきりと、右手には浅間山が薄い雲のかかった山頂部まで見えた。しかし、強風で巻き上がる雪が冷たく顔を刺す、歯を強く刺激する。カメラに触れる指先も感覚が無くなる、体感温度では−10℃以下である。風の通り抜ける附近では踏み跡は消え、もろに吹きだまりの中を漕ぎ分けて行く。岩の隙間を通り抜けたとき、山頂が間近であることに安心する、荒山山頂着10:54。
  
  荒山山腹の登山道                           鍋割山と右浅間山、箕輪分岐から

  
   樹林帯の中の道                            樹林帯の中の道

  
  樹林帯の中の道                            鍋割山と八ヶ岳

  
   浅間山                                  吹きだまり

  
      山頂にはまだ雲が                      荒山山頂から地蔵岳

  
  荒山山頂の祠                              山頂部の登山道

 風は相変わらず吹きまくっているが、時々陽ざしを受けて、隣の地蔵岳から長七郎山の山並みはモノトーンの世界をキャンパスに映していた。空腹を感じるがとても休憩するには場所が悪い、早々にアイゼンを付けたまま下山にかかる。岩場の見晴らしでは、遙か東の方に筑波山が眺められた。上の避難小屋着11:28。昼食をとるが、風の吹き抜ける小屋では寒さに耐えきれない、11:39小屋を出発する。
  
   アズマシャクナゲが葉を垂らす                    登山道

  
    岩場から東方向に筑波山を見る                    地蔵岳、岩場より

  
        上の避難小屋                          荒山の山頂部、下の避難小屋付近

 スノーシューを持ってきたが、付け替えるのが面倒だ、このまま進む。いつしか荒山も、くっきりと尖った山頂を天に向けていた、下の避難小屋着12:06。荒山登山口着12:39、林道を歩き鍋割山登山口着13:28。合計所要時間5時間58分で、無積雪期のコースタイムでは4時間前後であるから1.5倍要したことになる。風と気温だと思うが、これだけ動いても今日は、汗ばむことはなかった。月曜日で仕事始めの日でもあり、途中誰にも会うことがなかったのは残念、雪のコースは眺望もまずまず、結構楽しめた6時間であった。



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