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大小山鳩峯山(足利)  sub3-23
  
山行日
    2002年3月3日   曇りのち晴れ  単独

コース・・・・・・・・・・・・地図  クリックして下さい(251k) 
    (午前の部)
     出流川沿いの足利・佐野市境→赤見コース合流→西場町神社コース合流→大小山
     →越床峠→(大坊山方面の尾根伝いに)254峰→189峰→157.2峰→堤谷→樺崎町
    (午後の部)
     樺崎町→市境尾根255.5峰→鳩峯山(317m)→塩坂峠→302峰→寺久保山分岐→大綱林道(峠)→樺崎町
                               

 足利市の東から北にかけて佐野市と田沼町の山に面した境界がある。この境界に沿って歩きたいという願望のもと計画をした。足利市西場町と田沼町の接する出流川脇の尾根最先端部(A点)を6:15入る、標識も道もないヤブである。樫、榊、赤松の山であるが、赤松の倒木と藤、葛、アケビのつる、篠竹が行く手を阻む。またげない、くぐれないところがいたるところにある、いささかアドベンチャー気分で一つ一つクリヤーしていく、これもまた面白い。30分ほどして小さいピークを二つ越えてなだらかになった所(B点)に、赤見からの道標があった。ここからは倒木は切られ、真新しい作業の跡が見受けられた。道をはずし、小高いところからは、岩場の“大小”の文字が曇天の空の下に明るく見えていた、北側には日光の山の看板が眺望できた。堀状の所を回り込むと祠があり、ロープ1本登ると、関東平野が展望できる岩の上だった。ちょっと下ったところには、西場町の阿夫利神社分岐点の道標があり、見晴らしの良い岩場の散歩コース(巻き道もあり)が終わると大小山山頂(C点)である、7:23着。山頂のながめは登山書で絶賛しているようにすばらしい、曇っていたが東に筑波山、西の方には真っ白な八ヶ岳、浅間山、そして榛名山、上越の山、赤城山、袈裟丸山、日光白根、男体山、大真名子山、女峰山の山々が見られる。晴れていれば関東平野と貫く利根川、渡良瀬川の流れも面白いでしょう。
  
  赤見ルートの道標                                    “大小”岩場

  
  北に男体山と白根山                                  最初の祠
  
祠の上から赤城山                                     同じく“大小”の岩


 小休止して、右手の越床峠の方向を目指す。2つほど視界のきくピークはあったが、ほどんど樹林帯の中を歩く感じである。でも、時々木の間から絶景を覗かせるところが、この稜線歩きの楽しいところである。
  
  赤城山遠望                                         日光方面遠望

 8:13越床峠(D点)着、道はここで左右二つに別れる。右はトンネルへと書いてある、境界線に沿った稜線である。左は大坊山へのコースである。大坊山が気になって左方向に入った、土留めの整備された道が100mほどつづき、岩場を通り抜けると大坊山100mの道標があった、大坊山を確認できたので、このまま北へ稜線伝いに進み、山裾を回り込んで境界の稜線に戻ろうとした。しかし、ここでまずいことに気がついた、手元の地図が昭和50年発行の1/25000の地形図で、全く違う情景なのである。今歩いてきた道を越床峠まで戻るのもいいのだが(道に迷ったなら確証できる所まで戻るのが鉄則)、戻りたくない。このまま進めば、新しい何かが発見できるかも知れない、真北にそのまま進んだ。157.2峰(F点)までは林の中の登山道らしき道を歩き、あとは山間の田圃目指してやぶをかき分けて下り、人家の庭先を失敬して通り、墓を抜けて、採石場をつっきって、工場の間の道を通り抜け、国道293号樺崎町の信号(F点)に出た。10:28分である、さあ、どうしよう。

 とばして走る車を背に、地図を開いてじっくり考える。結論はこうだ、最短距離で稜線に出て、行けるところまで行こう。極めていいかげんな結論である。そうと決めると、信号を左に折れ、5,6百m進み人家の間(G点)からヤブに入った。最初は全く手の入ってない竹藪だ、枯れた竹に往生する。これを過ぎると伐採した枝の山だ、太めの枝に乗るが、ボキボキと折れて地についてしまい、体のバランスもくずれてなかなか進まない。続いて第3弾、急登のヤブである、雑木、倒木、つるなどなどである。これは、両手でかきわけ、乗り越えて、くぐって進むしかない。11:25、255.5峰(H点)着、鳩峯山の標識があり道ははっきりしていた、小休止して出発。落葉樹の間の道を、4つ,5つ小さいピークを越えて鳩峯山頂(I点)に着いた12:05。かっては、立派な山頂神社であったのであろうが、すっかり朽ちて倒壊寸前である。裏に回って、一番奥を覗くと、大山祇大神の石碑があった。
  
  倒壊寸前の鳩峯神社                                 鳩峯山の文字が刻まれていた


 道は更に北へ、樹林帯の中を進む、2,3ピークを越えて、塩坂峠に出た、12:32。右は出流原弁財天3.8km、左は樺崎八幡宮2.5kmとある。真っ直ぐこのまま進むと寺久保山とあり、道ははっきりしている。歩き始めてから6時間を経過していささか疲れを感じるが、もう少し進んで樺崎町へ下山することにする。
  
     塩坂峠の道標                                   同じく、寺久保山はあっちだよ


 寺久保山ってどんな山だろう、どこかな? ピークを越えるたびに、これかな? ちがうか、次かな? ・・・と思う。手持ちの地図では、この稜線には大小山意外に山名はない。あとは、標高の書かれた山が幾つかあるだけだ、不勉強もある。しばらくして左前方の山頂に神社が見えた、あれだな、今度は間違いないだろう。すると間もなく、分岐点にさしかかった、13:37着。寺久保山は右へ、樺崎は左である、見事にはずれた、こうなると寺久保山(田沼・佐野境界の山、357.2m)はあとのお楽しみとなる。
  
  左前方の山頂に神社、あれが寺久保山か?                   寺久保山への分岐点

 この分岐点から200mぐらいで林道(J点)に飛び出た(後でわかったが樺崎と田沼を結ぶ大綱林道である)、13:40。手持ちの地図では波線となっていて、途中から車道になっている。樺崎の信号まで4kmはあるだろう、峠の石碑を撮ってテクテクと歩き出す。林道のいたるところに廃棄物が捨てられている、恥ずかしい限り。ウコッケイが4羽土手の日だまりで身を寄せ合って、うずくまっていた。気のせいか痩せこけて見える、イタチの餌食になるのだろうか、このまま死を待つのだろうか、残酷な人間どもに飼われたばっかりに。15:00樺崎町のR293信号(F点)に出て本日の山行は終わった。通計8時間45分を要した、山歩きはそれなりに充分楽しめたが、林道のウコッケイが目に焼きついて離れない。
  
 大綱林道の峠の石碑                          捨てられたウコッケイ4羽



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