sub3-38景鶴山(尾瀬) 
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山行日
    2002年5月14日  晴れ    2名
コース
    鳩待峠→山の鼻→牛首→東電小屋→笹山→1653mピーク→与作岳山頂→景鶴山山頂
    →与作岳山頂→1653mピーク→笹山→東電小屋→牛首→山の鼻→鳩待峠


 尾瀬ヶ原の北にひっそりと顔を見せている山、景鶴山は自然保護のため久しく登山道が閉鎖されている。でも残雪期に、日本山岳会編日本三百名山に名を連ねていることもあり、入山者があり、ルートもネット上で紹介されている。昨年夏、中央アルプスを縦走した時、大阪の70近い女性Kさんと三ノ沢で会い、是非景鶴山に一緒に登ってくれ、と頼まれた。通常ならば断るところであるが、必死に頼み込まれるものだから、では来年行きましょう、ということでネット情報をもとに時期、ルート、天候を細かに調べ、実行に移した

 快晴の予測される尾瀬地方の天候のもと、鳩待峠を4:20に出発した。ピッケル、アイゼン、多目の食料でザックは通常より一回り大きい、雪解けも進み木道は数箇所を除きドライ、脇にはミズバショウが早くも満開となっていた。山の鼻5:05、早朝の尾瀬ヶ原は2,3のカメラを構えた者以外、行き交うことは無かった。湿原の雪はすっかり消え、小さな流れに沿ってミズバショウが整列し春の訪れを感じさせてくれた、牛首5:34、。ヨッピの吊橋を渡り、東電小屋付近ではリュウキンカが黄金の輝きを見せていた、東電小屋6:30着。

 景鶴山のルートとしては東電小屋付近から尾根伝いに、安全策をとって、進むことにした。いきなりのヤブコキに同行のKさんは戸惑っていたが、さすが健脚、ぴったりと後をついてくる。5分ほど入った所で、赤い目印を発見、根曲がり竹も小さく、雪が消えて間もないこともあり完全に起き上がっていないので、それほど体力を要しない。残雪も所々に出てくる、小高い尾根を上りつめると笹山の三角点であった、6:55着。

 ここからが往生する、根曲がり竹は身長を超え、倒木が足の運びを妨げる。急斜面の竹はすべってしまい、思うように体が進まない、視界も利かない、目印を見失う。残雪のあるところは、雪上を進むが、崖に面した急斜面ではこれは出来ない。1653m峰の大シラビソを目指して、上へ上へ、7:45大シラビソのピークへたどり着く、小休止。ここからちょっと下って、再びヤブコキが続く、平坦部を過ぎ、シラビソ、ダケカンバの大木が点々としてくる所で終わり、アイゼンを付け雪の斜面に備える。まもなく、比較的広い尾根に出る、復路を考え情景を目に焼付ける、正面に与作岳、左に景鶴山の岩峰が顔を出し、シラビソの間から至仏山を望むことができる。残雪1〜1.5mの樹林帯をひと登りすると、平坦な与作岳山頂に出た、9:24。1933mの山頂の正確な所は雪の下で判らない。

 与作岳からは70mばかり下って60m登り返し、真南にやせた稜線をたどり、最後は岩峰をあえぎながらよじ登ると念願の景鶴山山頂であった10:27着。足元の急斜面、くぐり抜けてきた大きな岩塊、見渡せば360度のパノラマ。上越国境の山々、燧ケ岳、至仏山、アヤメ平の峰、眼下に尾瀬ヶ原の大湿原、雄大な自然景観を堪能する。同行のKさんは感動のあまりしばらく言葉を口にしなかった、そして「ありがとう」と発した言葉の中に全てがあることを感じた。

 往路の状況から、20分ほど休憩して早めの下山となる。与作岳で昼食をとり11:56、1653mピークへ12:58、東電小屋14:08小休止して、のんびりと湿原を散策、15:29牛首、山の鼻15:38、鳩待峠17:02。総計12時間42分の山歩きは終わった。


  
  すっかり雪が消えた尾瀬ヶ原のミズバショウ                    リュウキンカ(東電小屋付近)

  
    笹山山頂                                        正面に与作岳山頂(1800m付近)

  
  景鶴山の山頂岩峰(1800m付近)                         シラビソの間に至仏山(1800m付近)

  
    燧ケ岳(1800m付近)                              景鶴山(すぐ北の鞍部より)

  
  景鶴山頂アップ(すぐ北の鞍部より)                         行く手に迫る巨岩


  
    通り抜けたツインの巨岩                               景鶴山山頂


  
    帰路燧ケ岳                                        帰路燧ケ岳

  
  尾瀬ヶ原(東電小屋西)                                至仏山(東電小屋西付近から)

  
  景鶴山(正面のふたこぶ)                               燧ケ岳(尾瀬ヶ原より)

  
  燧ケ岳(尾瀬ヶ原より)                                  尾瀬ヶ原に林立するシラカバ

  
   ミズバショウ(山の鼻・鳩待間)                           ミズバショウ(山の鼻・鳩待間) 


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