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黒斑山
  
山行日
    2002年10月23日   晴れ    3人

コース
    車坂峠→(表コース)→トーミの頭→黒斑山→トーミの頭→(中コース)→車坂峠

 66才の男性2人に頼まれて、「何処でも良いからちょっとした山歩きをしたい連れて行ってくれ、散歩程度は一日2km位は歩いている」、ということで夏の終わりに頼まれた。そして選んだのがここだった、最悪槍ケ鞘かトーミの頭まで行って戻れば良いと考えて、一応黒斑山山頂を目指して、8:05車坂峠を出発した。

 はじめに、「ゆっくり自分のペースで歩いて、息切れしたら立ち止まって呼吸を整えてまた歩いて」、と一言。そして後について歩いた。火成岩のゴロゴロした間を抜けるとすぐに、コメツガの樹林帯に入った。空は青空、雲海は高く20分も歩くと視界が開け、八ヶ岳が雲の上に寝転んでいるのが見えた、小休止。湯ノ丸高原も一望できる、紅葉も終盤を迎えカラマツが黄色味を帯びて山全体に輝いていた。ちょっと高い所から、西北を見れば頸城山塊が雲海に浮かんでいた。向かう黒斑の山も半月を描き深い樹林帯をこちらに向けていた。
  
   雲海に浮かぶ頸城山塊                        向かう黒斑山

 登山道は一度30,40m下って、また登り返し、岩石の露出した所で展望が広がる。イワカガミ、ガンコウラン、ツガザクラ、クロマメノキ、シラタマノキが多きな岩を取り巻く。再び樹林帯へ、コメツガ、アズマシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、ダケカンバの混生林で感じのいい道だ。急な坂道は3分歩いて5分休みを繰り返す、樹林帯はコメツガからシラビソに変わる。やがて勾配もゆるやかになり、針葉樹の丈も低くなる。葉を掴んで「この木は何?」、「亜高山性のハクサンシャクナゲで夏白い花を咲かせます、下の方にあったのはアズマシャクナゲでピンクの花です」、「フーン、これが蕾?」、「それは芽です、蕾は付けてないですね」。

 温かい日差しの小道を進むと、噴火時の緊急避難所、カマボコ型の鉄のシェルターに到着した、物珍しそうに中を通り抜けぐるっと一回りして「ふーん、ここへもぐって救助隊を待つわけだ、救助隊はどうやって来るのだろう?」、もう1人が「救助隊を待つと言ったって・・・・・」、あとの会話はご想像あれ。まもなく槍ケ鞘に出て光景が一変する。勇壮な浅間山の姿が眼前に広がる、眼下に広がる湯の平、取り巻く黒斑の岩壁に二人はすっかりご満足。「うわー、ウワー、すばらしい眺めだ」を連発し、後に続く言葉はなかった。

 「そこがトーミの頭、その向こうの高いところが黒斑山の山頂、ずーと向こうの岩がJバンド」と説明すれば、「Jバンド、書いてあった、湯の平から見るとトーミの頭から10番目なんだって」と得意そうに言い、数え始めた「A,B,C,D,E、5つ目だなー」と。そして煙が濃い時に記念撮影を撮ってくれと要求する、しかし明らかに逆光である、ストロボをたいたが難しいでしょう。
  
    湯ノ丸の山、高峰山、三方ケ峰                 湯ノ丸の山、篭ノ登山

  
   八ヶ岳遠望                                    四阿山

  
    霜柱の道                                   浅間山が突如出現

 ちょっと下ってからトーミの頭へ、二人は岩峰の景観に無言だった。岩陰で風を避けてコーヒーを入れる、「便利なコーヒーがあるんだね、本物だ、こりゃーたまんねえな、天気はいいし、景色もいい」。一息いれて山頂へ向かう。

 樹林帯へ入り、水たまりのあちこちに薄氷がはっていた。所々にある脇道?へ入っては眺望を確かめる。また「A,B,C,・・・」をやっているが、合うわけがない、ポイントが違うのですから。観測用カメラを過ぎて間もなく山頂に着いた、10:45。なんとコーヒータイムもありましたが、2時間40分のレコードでした。

 でも同行した二人にとっては全てが新鮮で、遠くに見えた八ヶ岳、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、頸城山塊の山、近くに見えた湯ノ丸、四阿山、目の前で見た噴煙を上げる浅間山の姿、切り立った黒斑の稜線に大感動していた。また、目に触れる樹木に、見慣れた庭木と違う自然の力強さを感じ、すごーいの連発だった。
  
 浅間山山頂部、トーミの頭への鞍部から                       牙山、剣峯

  
   北アルプス遠望                               黒斑山火口壁

  
   黒斑山山頂部                              黒斑山火口壁

  
    湯の平と浅間山                            黒斑山山頂

  
  噴煙上げる浅間山山頂部                       噴煙上げる浅間山山頂部

  
   霧が通り抜ける、トーミの頭より、遠くに八ヶ岳           さっそうと?下る同行二人

 11:16山頂を後にする、11:38中コース分岐、途中足がつって休憩もあったが12:50無事下山する。所要時間合計4時間50分で、ゆっくり晩秋を堪能できた黒斑一周の山歩きであった、帰路高峰温泉に浸かり満足満足の一日。

  
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