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名草山〜赤雪山 sub3-24

山行日
    2002/3/16   晴れ   単独

コース    地図はこちら
    須花トンネル入口→須花峠→名草山→達磨杉峠(長石林道)→赤雪山→松田川ダムふれあい広場

 先々週の3/3に、足利市と佐野市と田沼町の境界の山を、出流川に接する東端から樺崎−田沼林道まで歩いた。今日はその続編で、足利と田沼の境にある須花トンネルから赤雪山までを計画した。

 5:35、足利よりの須花トンネル入り口付近に車を止め、明るくなるのを待って出発した。どこから入ろうか迷ったが、トンネルの右側のヘンスに沿って最短距離で峠に出るルートを考え、クズとふじ、イバラの茂みに踏み込んだ。乗り越えようとしたが、引っかかって体の自由がきかず、ヘンスに面した三角形のわずかな隙間を、四つんばいになってもぐってくぐり抜けた。5分ほどで整備された登山道へ出た、野鳥の尾根コースと書かれた道標があり、トンネル周辺のハイキングコースとなっているようだ。5:47名草山山頂、木々の間から、東側の田沼町、西側の足利市の名草中町が、薄曇りの朝を迎えていた。先ほどの奮闘のあとが、体中に残っている、チョッキとシャツを脱ぎ、枯れ葉と折れたくずのつるをはたく、山靴にも入り込んでいた。6:23岩割桜と書かれた、大きな岩と桜の木のある所に出た、ハイキングコースは右手へと続いている、直進する尾根の道は、わずかな踏み跡があった。樹林帯の尾根筋からは、時々、点在する人家と筑波、日光の山が見える程度である。やぶつばきが群生する斜面をすぎ、祠のあるピークに6:47ついた、地図上の419m峰と思われる。
  
    ヤブツバキ                                      419m峰(?)の祠

 ここまでに、いくつピークを越えただろうか、すかり晴れ上がり、枝間に男体、大真名子、女峰がくっきりと頭を出していた。日だまりのヤシオツツジは、もう咲き出していた、今年は早い。449m峰を過ぎて間もなく、見晴らしに良い岩場の先端に7:25出た。このあたりの稜線には山つつじが多い、トウゴクミツバ、アブラドウダンもある、ちょっと下は檜の人工林に覆われていて面白くも何でもない。途中点々とキスゲが7,8cm伸びた所を通り、間もなく傾斜の緩い檜の林に入った。高い方へ、高い方へと行けば良いと思っていたせいか、視界に入ったピークの方向へ歩いた。ちょっと下り、細い尾根の延長線上に集落が見えた、そしてはるか向こうに高圧線の走っているのが見えた。おそらく、集落は名草の上町であろう、間違えたのに気づき、見渡すと境界の尾根が木の間に見えた、檜の斜面を斜めに横切り正規のルートへ戻った、20分弱のロスタイムだ。この辺はルートといっても、わずかに歩いた様な形跡があるだけで、消えてしまったり、明らかに獣道と思われるところもある。
  
    男体、大真名子、女峰の頭が見えた                     アカヤシオツツジが早くも咲き出している

 8:32、476m峰を通過、延々と小ピークのアップダウンが続く。9:04広い鞍部にでた、赤松の倒木が行く手を阻む。付近には祠が二つあって、それぞれの方向を向いて、傾いて立っていた。何の目印だろうか、赤いテープが下がっていた。
  
        こっちの祠は南向き                              こちらは東向き

 ここから3つばかり越えて、9:24大きな2本の赤松があるピークについた、高度計を見ると530mをさしていた。地図上の523m峰に着いたと思った、西方向に稜線の曲がるところだ、自信を持って西の尾根方向に向かった。少し下って登り返して又下った。そこで、おかしいことに気がついた、このまま行くと沢まで下ってしまう。見渡すと一つ南に尾根があり、西へ連なっているように見える。間違えたと思い引き返す、30分のロス。南に見えた尾根を少し下ったところで、鈴の音が耳に入った。更に下って、「コンニチハ、どちらから来られました」と尋ねた。「巨石群への道から尾根を目指して、登っている」という。また、明らかに間違えたのである、でもおかしい。もう一度「523峰はあれですよね」と下ってきたピークを指す。「あれは違いますよ、もっと先ですよ、523峰付近は伐採されていて、植林したばっかりですよ、先週達磨杉峠(長石林道)から523m峰のちょっと南まで歩いた」という。「今日は、どちらへ行かれますか」と聞くと、「達磨杉峠へ出て、林道を戻ります」と行った。「では、一緒にお願いします」ということで、いっぺん引き返した所まで戻る。その方は「こちらだ」という、「そちらは、先ほど間違えた尾根で、下ってしまいますよ」という。私も、もしかしたら鞍部へ出て登り返せるのかなと思って、ついていった。50mほど下って、「これはおかしい、違いますね」という、「そうでしょう、では、大きな松が2本あるところから、こちらへ来ましたからそこまで行きましょう」といって、松の木まで戻ると木の間に、目指す尾根が見えたのである。実に合計66分のロスをしてしまった。錯覚は怖い、この方に会わなかったら、下ってしまい、又の機会ということになったろうが。
  
523m峰より鳴神山と赤城山                              赤雪山より赤城山

  
  赤雪山より袈裟丸山左と右日光白根山                    キブシの花が満開だった

 おかげで、軌道修正し、11:52達磨杉峠(長石林道)へ、道なき道の山歩きはここで終了し、あとは、通い慣れた赤雪山への道を辿り12:35着、南尾根をダムへ下って13:15、迎えの待つ松田川ダムふれあい広場に着いたのは、13:35だった。道を間違えて、藪の中であった人から、この周辺の藪歩き情報を入手した。新緑までにいくつかは、歩いてみたいお楽しみコースが出来た。

本日歩いたコースの中で、須花トンネルの先の石割桜から達磨杉峠(長石林道)間は、一般コースではありません。今の季節、ヤブコキを楽しまれる方には、結構面白いコースですが、それにしても、地図と磁石は必携ですし、エスケープコースを考慮して歩かれることをお薦めします。


 
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