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西上州の山烏帽子岳大屋山黒滝山鹿岳四ツ又山

山行日
    2002/4/6   晴れ  単独

コース
    烏帽子岳:シボツ沢登山口(雨沢から4.9km地点)→コル→烏帽子岳→コル→マル→コル→登山口
    大屋山:山仲集落上の林道脇→林道横断→林道横断→蓼沼分岐→大屋山→蓼沼→林道→林道→駐車場
    黒滝山:黒滝山不動寺第1駐車場→峠→馬の背→観音岩→馬の背→峠→駐車場
    鹿岳・四ツ又山:下高原駐車場→コル→南峰(一ノ岳)→コル→本峰(二ノ岳)→コル→
        マメダカ峠→四ツ又山→マメダカ峠→大久保→(林道)→下高原

 3/24,25の西上州の山5座、物見山・荒船山・物語山・大桁山・鍬柄岳に続き、烏帽子岳・大屋山・黒滝山・鹿岳・四ツ又山の5座を第二弾として2日間の予定で計画した。明日の天候が気になるところだが、日が延びたこともあり、日帰りは可能である。

烏帽子岳
 夜明けの林道を雨沢から走る、龍王の里宮という祠があり、ここを左折してダム堰堤の下を通り間もなく烏帽子岳登山口へ出る。夜明けを待って5:26シボツ沢から入る、沢づたいに高度をグイグイ上げていく、ところどころで落ち葉が厚く積もり、足を取られる。水は20分ほど歩くと涸れ、両岸が急激に迫ってくる。目印のテープと何本かのロープを頼りに、6:17狭いコルに着いた。烏帽子岳山頂は30〜40mの岩峰からなり、岩を西側に巻きながら道が付いていた、山頂着6:23。山頂からは、西上州の山々が一望でき、浅間山の雪解けが、上越国境の山と比較して、急速に進んでいる状態が印象的だった。足元のヤシオつつじは、ガクがはじけ、濃いピンクの蕾がまさに開かんとしていた。6:41、1182mの山頂をあとにする、6:45コル。
  
  雨沢から3.9km地点、林道の分岐点                      更に1km進むと登山口にさしかかる、シボツ沢登山口

  
    コル、左烏帽子岳、右マル                            烏帽子岳山頂

  
西上州の山の背後に浅間山、雪解けが急ピッチで進んでいる        同じく上越国境の山

 6:52マルのピーク着、マルは樹林帯の中にあり、枝越しに烏帽子岳の岩峰を覗かせていた。尾根筋は左右二又に分岐していた。このピークをなぜマルと呼ぶのだろうか、今、登ってきた烏帽子岳よりは18mこちらの方が高い、が展望は劣る。山名とは不思議なものだ、目立ちやすさが優先するのだろうか。6:58下山開始、7:04コル、7:37登山口、静まりかえった朝一の山行であった、木の芽も草の芽も、シボツ沢ではこれからだ。所要2時間11分
  
       マルピーク                                    ピークに書かれた札

  
 マルから烏帽子岳岩峰                                 沢筋の奇岩
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大屋山
 車で移動すること約30分、六車から2.9km地点、山仲集落の出はずれにある空き地に駐車して、石仏を写真に撮り、8:08沢に沿って歩き始めた。リフトのレールが道沿いに設けてあった、間もなく民家があり、そこでとぎれていたが、錆び付いているところから、現在はもう使われていないようだ。8:16分先ほどで林道を横断して、沢から斜面の畑の際を通りまた林道にでた8:24。斜めに横断して最奥の民家のそばをかすめて、大屋山への道は続いている。急斜面を利用した耕作は今も続いているようだ、極めてきつい労働だろう。今の時期、植え付けられているものは何もないようだが、昔はコンニャクでも栽培していたのだろうか、それとも蕎麦、ジャガイモのようなものだろうか、想像してみる。やがて、カヤの栽培地だろうか、刈り込んだ株の跡が点々としている、ここを抜けると杉林の中へ道は続いていた。途中、水場の案内板があり、急坂を登り8:53蓼沼への分岐点に到着、小休止して山頂の矢印の方向へ向かう、間もなく落葉樹の尾根に出て、9:07山頂に着いた。
  
               林道脇の案内板                       と 石仏

  
     登山道から大屋山山頂                             大屋山山頂  1081m

 山頂の眺では南牧村の奥深くに点在する集落が一望でき、平地に住む者にとって、山村の生活の厳しさを手に取るように感じさせられた。西上州の山々は高さこそ1000m強であるが、入り組んだ地形と急斜面は、群馬では他に類を見ない景観である。昨今は林道が整備され、集落の往来は良くなったと聞くが、30年さかのぼると想像を絶するものがあったに違いない。そんなことを考えながら、じっと山並みを見入る。9:18下りにつく、蓼沼経由して、山頂分岐点9:29、林道へ9:43、更に、もう一箇所林道を9:43横切って、9:54山仲集落の駐車地点へ到着、所要1時間46分
  
          真っ白な八ヶ岳                              蓼科山

  
      山頂より眼下の 星尾地区                            ミツバつつじ
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黒滝山
 車で黒滝山不動寺第1駐車場まで移動して、周辺の案内を見る。観音岩までの往復を予定コースとして10:35出発する。不動寺までコンクリートの道路を歩く、切り立った岩場を背に幾つかのお堂が建てられているが、杉の大木とマッチして見事な景観である。峠まで杉木立ちの間を進む、登山道の脇にはエイザンスミレが色濃く、点々と咲いていた。峠を左に折れ、馬の背コースに入る、揺れる鉄梯子を登り、馬の背を一望する、やせた尾根に鎖、はしごが連続している。南斜面にはヤシオツツジ、ミツバツツジが咲き乱れ、風になびいていた。足場はしっかりしているが、なかなかスリルの味わえる岩上の散歩である。最後はロープを使って、大股でよじ登り一息ついた。直ぐに最初のピークに着いた11:06小休止、天辺には御嶽神社と刻んだ石碑が、祠の脇にあった。
  
 周辺の案内、荒船山へのルートも書かれていた                  梯子の連続する馬の背の岩場

  
      最初の石仏                                      御岳神社と書かれた祠のある岩場

 11:21このピークをわずか下で巻き、見晴らしの良い尾根筋から周辺の山と奥深い山村を眺めながら進む。先ほど登った大屋山は、こちらから見ると西の方向に位置している。次の祠まで4分、景色を堪能しながらゆっくりと歩く、11:32観音岩へ到着、頂上には石仏が据えられ、この多きな岩の影にも4体ほどの石仏が安置されていた。岩上は狭く、大きな身動きは出来ないが、周辺を見渡すには不安感はない。東の方向にはこれから登る四ツ又山が大きく天を仰いでいた。
  
   観音岩頂上の石仏、右手四ツ又山                         岩陰にも幾つも石仏が安置されていた

  
  満開のヤシオツツジ                                  岩場を背後に黒滝山不動寺

  
  鮮やかなミツバツツジと狭い岩稜の道                          ヤシオツツジも満開

 馬の背分岐12:02、下って不動寺の僧侶と出会い一言、ヤシオツツジは馬の背に似合うと、僧曰く南牧の岩場に魅せられて訪れるハイカーが近年増えた、昨日セッコクを取りに入った人が岩場で足を滑らせ亡くなったと。12:15駐車場着、所要1時間40分。
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鹿岳
 鹿岳の北登山口のある下高原の駐車場まで移動、食事をして鹿岳・四ツ又山コースの時間を確認すると4時間強である。朝からの山歩きのハシゴで疲労は多少感じるが、今晩から天気はくずれるとなると、5時間要したにしても暗くなる心配はないので、歩く準備をする。12:46水を500cc詰め込み出発する、登山口を探しながら、林道を奥へと進む、人家のすぐ手前に道標があり、山に入るといきなり杉林の中の急登であった。ひたすら上へ上へと足を運ぶ、人声が林の中から聞こえる、2人の男性が休憩中であった、急坂で登るのは大変でしょう、南から縦走した方が楽だ、という。水を飲んでまた歩く、杉林を抜け落葉樹の斜面を急登する、道は乾燥しきって埃が舞う、ガラガラと小石が崩れ落ちる。最後に岩をよじ登ってコルに出た、13:47。一ノ岳、二ノ岳の分岐である、下界を見渡しながら小休止。5,6段のはしごを登り、つつじの間の細い道を上り詰めると北側から見た岩峰の真上だった13:56山頂着。山頂から見渡す西上州の山々は、ここでも凸凹した山体の連続で、下界に点在する集落が、点々と島状に見える。岩場に咲くヤシオツツジは黒っぽいた岩肌とは対称的に、澄みきった淡い桃色はひときわ鮮やかで、しばし疲れを忘れさせてくれる。
  
 コルの案内板、ハシゴは一ノ岳への登り                       コルからの展望、西方向

  
  荒船山の山頂部を覗かせていた                         山頂のヤシオツツジは見事に咲き誇っていた

  
  山頂のヤシオツツジ                                濃いものあり、淡いのありまさに自然の作りなすキャンパス

  
岩場に自生するヤシオの花の数に圧倒される                      西上州の山も霞む

 14:09再びコルに立つ。ここから20mあったろうか、四ツ又山への分岐にさしかかった。急斜面に設けられたロープを伝って、安全確保で二ノ岳へ14:20着。先ほど一ノ岳にいた夫婦+ワンちゃんも着いていた。ワンちゃんは12才の♂の柴犬だそうだ、急斜面は手をちょっと貸してやれば、あとはスイスイ登るとか、ここまで訓練されると大したものだ。二ノ岳は一ノ岳より30から50mは高いだろう、ここが鹿岳の山頂1015mである。360度見事な展望である、先ほどの南峰の左に、四ツ又山がズシーンとあぐらをかいている。このお方の説明だと3つ見えている手前にもう一つあり四ツ又だそうだ。それにしても四ツ又の鞍部はかなり下の方だ。14:32下山にかかる、14:38分岐。
  
  鹿岳山頂                                          鹿岳山頂より右一ノ岳岩稜、左四ツ又山

  
    鞍部に向かって形を変えていく四ツ又山                     幾分近づいたか四ツ又山
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四ツ又山
 15:03マメダカ峠は着く、一見一気に下りそうだったか、2、3箇所小さいアップダウンがあった。ここから最後の登りかと思いきや3つほど登っては下り、下っては登りを繰り返して最初の石仏のあるピークに着いた、15:30。
  
      樹間に見た鹿岳                                  色鮮やかなトウゴクミツバツツジ

  
  日本の木の間から二つの岩稜                            北側の石仏のあるピークから四ツ又山山頂を見る

ここに荷物を置いて四ツ又山山頂まで往復することにする。ここから、石仏のある二つのピークを越えて、15:43山頂に着いた。ここでもヤシオツツジは満開で背後に見る鹿岳のシルエットは男性的で勇壮であった。
  
  四ツ又山山頂から鹿岳の岩峰                              四ツ又山山頂から鹿岳の岩峰

  
                      四ツ又山山頂                    四ツ又山山頂アップ

 山頂に、ノートが置いてあったので、一筆記帳。15:50山頂をあとにする、16:00荷物を取って16:19大久保の分岐点マメダカ峠着。杉林を一気に下り16:42大久保の林道へ。林道を歩いて16:55駐車場へ戻る。一周所要4時間13分であった。朝から西上州ハシゴの5座、移動を含めて11時間半、いずれも機会をみて歩きたい魅力ある西上州の山だった。
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