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大山・女峰山・男体山縦走

山行日
    2002/6/16〜17   単独  1日目曇り一時雨、2日目曇り時々薄日差す、午後一時にわか雨
コース (詳細はこちら)
    霧降滝展望台入口→大山→合柄橋→高原ハウス→焼石→赤薙山→奥社跡→女峰山
    →帝釈山→富士見峠(テント泊)→小真名子山→大真名子山→志津→男体山→二荒山神社(バス停)

  古い話ですが、男体山へは1986年に、二荒山中宮祠から一度往復したことがある、印象としては落石の心配と歩きにくいルートの感覚がある。また志津からのルートが歩き易いという話は聞いていた。一方女峰山はルートを変えて3回歩いている、1回は下山ルートを間違えて馬立へ出ず日光内まで下ってしまい、車を取りに戻るのに往生したこともあった。今回はまだ歩いてない霧降から女峰山、男体山の志津からのルートを合わせてテント1泊で計画した。

霧降に、広い駐車場もあったが、仮眠していたら暴走族らしい車が入ってきて、タイヤをきしませ走り回り始めた。30分ほどで引き上げたので、早速移動して展望台入口のつり客の横につけた。4:25降り出しそうな梅雨空を見上げながら、スパッツをつけて、つり客に続いて出発した。杉林と檜の薄暗い小道を緩い勾配で登っていく、いっぺん下って沢を渡り、再び同じような道は続く。ホトトギスの鳴き声と近くを通る車の音だけが時々聞こえる。若干落葉樹も出てくるが、花の時期はすでに終わり、葉も生い茂り視界が全くきかない。1時間ほど歩いた林中で小休止。背中の荷物は16kgとそれほどではないが、休憩をこまめに入れることにした。ここから3分ほど歩いたら牧場の柵を越えたところに、猫ノ平という道標があった、5:30着。

日光の山はガスっていて全く見えないが、大山らしき山は前方に見えているので安心だ。水分をたっぷり含んだ牧草の間を真新しい牛糞と糞闘しながら歩く。やがて狭い柵を、腹を凹まして、やっとくぐり抜け舗装された牧場内の道へ出て、しばらく歩く。ニシキウツギが道路に沿って咲いていた、単調さを紛らすにはいい花だ。また牧場内へ入る人間様用の柵が出てきた、またお腹を凹まして強引に通り抜けようとするが失敗、仕方なくザックを下ろし別々に通る。茂みの露をズボンがすっかり吸収してしまい、いつのまにか靴の中まで浸水している。草むらを抜けて丸太の階段を上がり、また柵を超えると大山の山頂だった、1158m、6:23着。むすびを食べながら、見渡すと女峰山の方向に砂防ダムが微かに見えている程度である。10mほど離れたところに三角点があった。山でも見えたら雰囲気が変わると思うが、今日は条件が悪い、降ってないだけ良いのかな。

6:30歩き出す、少し下り最後の柵を抜け、また笹の茂みを通過する、雨具をつけようかと思うが今更仕方ない。水のない合柄橋を6:59通過して上りつめ、自動車道の地下トンネルをくぐり抜け、少し歩いて赤薙山への道に出た、7:47。車で来ればここまで入って来られる場所だ、これからが今回のコース本番というわけだがいっこうにガスがかかったままだ。落葉樹のトンネルをしばらく歩き見通しの利きそうなキスゲ平、1635mに出た、シーズンには人々の歓喜が聞こえるところだろうか、8:30。コメつつじの低木の間に幾重にもつけられている道を抜け、溶岩に覆われた祠の祀ってある焼石に9:04着、小休止。
  
 大山山頂                                          焼石の祠

 給水をして9:12赤薙山への道を辿る、10分も歩くと一面コメツガの樹林帯となり、しばらく続き、コヨウラクツツジ、ダケカンバ、シャクナゲの混生林と変わる、気がつくと赤薙山山頂、2010mであった。大きな鳥居と祠が祀られ、訪れた人達の思い思いの記念の板が10ケほどそちこちにかけてあった。10分ほど休んで歩き出すと、白色のイワカガミがきれいに咲いていた。ヤマイワカガミであろうか、定かでない。高度が更に上り、奥社跡に着く頃には、ピンクのコイワカガミに変わった。奥社11:02〜11:10。この辺は2200mを超える標高のはずだが、アズマシャクナゲガ見事に群落を作り、今を盛りと咲きほこっていた。この脇には、まだ固い蕾のついたハクサンシャクナゲがあるのだから、不思議なものだ。P2295着、12:05。

P2295を過ぎ鞍部を通過して間もなく樹林帯に水場がある、インスタントラーメンを作って食べようとしたら雨が降ってきた。雨具をつけ大きなシラビソの下でラーメンをすする、いかにも滑稽なスタイルである。水もたっぷり補給していよいよ山頂をめざす。幸い通り雨のようであった。これを境に好天していくようだった。
  
   赤薙山山頂                                        白色のイワカガミ

  
   ピンクのイワカガミ                             奥社跡

  
 
 ミツバオーレン                                     アズマシャクナゲ

  
   アズマシャクナゲ  ほぼ満開                       アズマシャクナゲ開花するところ

  
 
  オオカメノキ                                     ハクサンシャクナゲ、花はこれから

  
  2295mピーク?、まだ霧に中                           霧があがってきて女峰が見えた、P2318より

 15分もたたないうちにガスはどんどんあがり、樹間にはくっきりと山頂を確認できた。こうなると疲れも忘れてしまうものだ。ハイマツの小道をとおり、三角点に立つころは前後2,3kmは見通せた。女峰山山頂着14:04、予定を1時間ばかり超過しているが、大したことはない、テント泊予定の富士見峠までは2時間はかかるまい。しばらく、山頂の景色に見入るが人影のない、貸し切り状態である。よくよく見ると、帝釈山に動く人影がある、14:28帝釈山に向かう。

 女峰山と帝釈山の間の岩場は高山植物の宝庫だ、まだ咲き始めであるが、イワヒゲ、コメバツガザクラがあちこちに咲いていた。花に夢中になっていると帝釈山に見えた4人組がやってきた、唐沢小屋の泊まりらしい、荷物の量も私のものと外観では変わらない。ヤセオネを慎重に足を運び、帝釈山山頂2455m着、15:09〜15:15。ここから一気に420m下り富士見峠だ、シラビソの樹林帯の中のV字の道を足場を探しながら一歩一歩下る。15:56富士見峠2036m着、安全を見たギリギリの時間だった、雲が立ち込めて、遠雷が聞こえる、一雨来そうな感じだ。
  
     女峰山山頂部                                   だんだん山頂が近づく

  
     ハイマツに囲まれた三角点                               最後の登り

  
 
  山頂より帝釈山                                         東側の歩いてきた尾根

  
 
    イワヒゲの花                                       コメバツガザクラ

  
    帝釈山から女峰山

 2日目
夕べの雨は大したこと無かった、濡れたテントをつめて4:20シラビソの樹林帯に入る。薄暗いが道を見失うことはない。すぐに樹林帯から抜けて、ガレ場を一直線に150から200mくらい登る。大きなペイントマークが点々と見える、これを目指してどっこいしょ。何遍呼吸を整えただろうか、ガレ場からはい上がる頃には帝釈山の斜面に薄日がさしていた。5:14反射板のある山頂部着、反射板を作るため樹木が伐採されて眺望が楽しめるようになった、と感謝して良いものだろうか。三角点はここから20mばかり離れたところにあり、山頂は更に西側の樹林帯の中にある、5:20発。

 シラビソからコメツガの樹林帯を下り、鷹巣という鞍部に5:47でる。標高2110mの不思議な空間である。倒木が沢山あるところから想像すれば、最近まで大木が茂っていて全く視界のきかない所だったのかも知れない。高度計を見ながら樹林帯をはい上がる、残雪のある2250m地点で朝食をとる。パン3ケ、ミカン2ケ、雪をかき分けてきれいなところをガブリ。薄暗いシラビソはまだまだジグザグとなって続いた。最後に大きな岩が見えてはい上がったら大真名子山山頂2375mであった。祀ってある銅像が一瞬人間味見えて驚いた。山頂の眺望はすばらしく、後方には小真名子山の山頂部が見え、南西には男体山がずっしりと鎮座していた6:47〜7:03。

志津への下り4人のグループに会う、大真名子、小真名子山から林道をまわるコースとか、時間を見計らって迎えが来ると言っていた。運転手がいないとここまで入ってくるのがなかなか大変だ、タクシーを使うか、協力者に頼むかしないと好きな山に登れないということだ。それに、この山は携帯電話が通じない。8:16志津着。
  
  帝釈山の日の出                                           小真名子山より日光白根山

  
   同じく、太郎山                                      遠方に尾瀬燧ヶ岳

  
    小真名子山頂                                  大真名子山より小真名子山

  
 
 大真名子山より女峰山                               大真名子山より男体山

  
   大真名子山より太郎山、と背後にうっすら燧ヶ岳             大真名子山より日光白根山

  
     山頂の銅像                                     山頂直下の銅像

  
  志津側大真名子山登山口の石碑

志津で休んでいると水戸からきた2人の女性に団子を1串頂いた、朝食が軽かったせいかとても美味しかった。この2人も男体山に登ると言っていたので、ゆっくり歩いてますから追いついてくださいと言って、一足先に8:32出発した。志津小屋の側にある石像に見送られて、登に入る。いぐられたV字の道は歩きにくいが、南からのごろごろした岩をよけながら歩くことを考えたら良いのかも知れない。30分歩いて5分休みを3回繰り返したら、崩落の最頂部まで登った。更に歩くと若い男性が2名やってきた、先ほどの女性の様子を聞くとかなり後ろのようだ。下山してきた夫婦が、これをちょっと登るとあとは緩やかになって、もう着いたの同然ですよ、と親切に教えてくれた。結局一辺は先に出た男性も抜いて10:55山頂に着いた。

残念なことにガスって来て、天空を指す鉄拳だけがはっきり見えて、周辺は何も見えなくなってしまった。山頂には昨日女峰山の途中で行き会った夫婦がいた。男性2人もやってきた。水戸の女性はまだ来ない。パッキングをやり直して11:20下山開始。下山路は確かに歩きにくいといえばそうだ、でも時間をかけてゆっくり歩けば良いのでは。周りを見て遠くを見て、足元をみて一歩一歩、歩けば良いじゃないか。多少遅いか早いかの違いだ。疲れも感じるので、そう自分に言い聞かせながら下る、途中雨で15分ばかり雨宿りして、13:04、4合目、しばらく舗装道路を歩いて、再び登山道に入り13:42に1合目、13:48二荒山中宮祠バス停着。総所要時間は2日で20時間49分であった。
  
  志津側の男体山登山口                               ゴゼンタチバナ

  
  登山道脇の崩落の始まるところ                        男体山山頂の鉄拳


 
 山頂の銅像、二荒山大神


 
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