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女峰山

  
山行日
    2004年9月21日    晴れ   単独

コース 詳細はこちら
    寂光滝→(荒沢で馬立からのコースに合流)→唐沢小屋→女峰山→唐沢小屋→黒岩→
    R120(二荒山神社付近)→寂光滝

 早起きして天気予報を見たらどうやら午前中は晴れそう。早速、荷物を突っ込んで、日光へ。田母沢を寂光滝方面に曲り駐車スペースを探す、結局、終点の若子(ジャッコ)神社まで来てしまった、復路の路上歩きを気にしつつ、7:15出発する。鳥居の急な石段を上がると社殿があり、左手に下がると日光八景の一つ、数段の寂光(ジャッコウ)の滝、がある。案内板によると、“高さ50m、巾6m、七段で落ちている、別名を布引の滝、七滝”、とある。戻って社殿の右手から登山道に入る。いきなり、沢に沿った真っ直ぐな急登からはじまる、厚く積もった腐葉土質の道、点々と落ちた野生の栗の実を見ながら、ひたすら山靴を上に運ぶ。20分もすると、沢の音は聞こえなくなって、祠のある大きな杉の木に出る、7:43。一帯は、栗、楢、リョウブ、栃、シロヤシオの明るい混生林で、樹床は綺麗な敷き詰めたような笹で覆われている。
  
 若子(ジャッコ)神社                  寂光(ジャッコウ)の滝

  
 20分ほど急登して広葉樹の林となる        やがてカラマツの二次林に変わる

 やがて勾配は緩やかになり、カラマツの二次林に変わり、笹も1mほどの丈になり、目印のマークを頼りに道を辿る。ガサガサと笹を分け入る音、ザックに下げたチンチロリンがリズムをきざむ。8:23、踏み跡のしっかりした、裏見の滝からの道に合流する、小休止。ここからもしばらく緩やかな登りが続く、カラマツの林から、直径70,80cmもある大きなナラの木の点在する林となる。やがてコメツガが見られるようになると、左右沢になり、樹間に女峰山らしい山が見えてくる。間もなく、平坦な地に出、再び太目のカラマツ林となる。9:10、水のない小さな沢を渡る、ここからは上の尾根を巻くように進む。やがて、左下方に志津林道が見え、男体山と大真名子山が雄姿を現す。
  
 志津林道が見えると大真名子山が見え        男体山も雄姿を現す

 道は、荒沢に沿って少し進み、沢を横切って右岸に出る、馬立(志津林道)からの道に合流する、9:27。登山道に平行してリフトのレールが敷かれていた、何だろう、砂防工事だろうか? コメツガの樹林帯の中を、荒沢に沿って20分ほど進むと工事現場に出た、覗き込むと砂防ダムの工事中で、重機が5,6台、数人の人達で工事が進んでいるようだった。その付近でやっと目指す女峰山の山頂部が姿を見せた。コメツガの中の道は勾配を増し、時には根っ子に掴まりながら高度を上げていく。10:18、大きなゴロゴロした岩を跨ぎ、荒沢を横断する、ここでは小さな流れがあった。左岸には、“馬立”の道標があり、別な小さい流れがあり、直上に“水場”の案内がある。ここの水は冷たくて美味しい、天然のミネラルをたっぷり含んでいるのかな。ここから15分ばかり急登すると唐沢小屋に出る、10:35着。
  
 右岸で馬立(志津林道)からの道に合流        リフトのレールが敷設されていた

  
  女峰山山頂部が現れる               砂防ダム工事現場

  
 コメツガの道                       時々山頂部がチラッと

  
 色付いたオオカメノキ                  沢を渡って左岸に出る

  
 左岸に馬立方面の道標                 男体山と大真名子山、二つの山が似てるでしょう

  
 女峰山の山頂ももうすぐそこ              小真名子山との間に錫ケ岳と日光白根山(右)が見える

 小屋の東側、日光方面への道を確認、樹林帯の中を10分ほど歩くとガレ場に出る。ガレ場を横断すると潅木帯に変わり、コメツガ、ダケカンバ、ヤマザクラの低木となり、ハイマツが出てくると女峰山山頂、2483mである、11:04着。
  
 唐沢小屋                         裏手に○○神と石の祠あり

  
 ガレ場から男体山                    ガレ場を横断、山頂を撮る

  
 赤薙山と崩落が進む2203峰              小真名子山と奥に日光白根山

  
 ハイマツ帯に入ると                    すぐ女峰山山頂、2483m

 周辺の山々には雲があるものの、すばらしい眺望が待ち受けた。遠く尾瀬の山々、前日光の山、先週歩いた足尾の山々、錫ケ岳、日光白根山、そして間近に見る日光連山、男体山、大真名子山、小真名子山、太郎山、帝釈山、赤薙山、この景観を独り占めするのが忝い。狭い山頂を満遍なく歩き回り、じっと見入る、「ふーん、あの尾根があれで、その向こうがあれか」、「ちょっとはっきりしないなあ」、こんな会話もどきが脳裏を走る、11:40山頂を下る。

 日光連山、男体山、大真名子山、小真名子山、帝釈山、小真名子山の後に日光白根山、帝釈山の後に太郎山

  
 男体山、大真名子山                 大真名子山、小真名子山、帝釈山

  
 三角点のある東の峰、2463.5m         山頂の祠と赤薙山方面

  
 皇海山遠望、大真名子山の後             燧ケ岳遠望、中央

  
 北の下方に川俣ダムと栗山ダム           日光白根山

  
  鶏頂山遠望                      色付いた山桜と赤薙山方面

 11:48ガレ場通過、11:55唐沢小屋、左に折れて、いよいよ日光市内目指して下る。小さい沢を渡り間もなくガレ場に出る、男体山が裾の方まで良く見える所だ、12:00。シラビソの樹林帯に入る、根っ子と岩のゴロゴロした歩きにくい道をトラバース気味にしばらく進む。今回の見納めだろうか、女峰山の山頂部を、立ち枯れした木々の間に見る、また山頂部の右手に、三角点のあるピークだろうか、大きく崩落して切立ったピークが見える。シラビソは紅葉のはじまった広葉樹に変わり、すぐに美しいコメツガの若木が林立する樹林帯に出る、箱石金剛という祠のある所だ、12:20。
  
 ガレ場、その1                       男体山が綺麗だった

  
 ガレ場 その2                      男体山、大真名子山

  
 女峰山                          三角点のあるピーク?

  
 シロヤシオの紅葉                     オオカメノキの紅葉

  
 コメツガの美林                        箱石金剛

 ここから安山岩質の岩場を急降下する、大きく崩落した女峰山と赤薙山付近の荒々しい姿を見ながら下る。箱石金剛から20分ほどで、低い笹が一面に生えた、美しい斜面を横断する。前日光の山々、半月山、中禅寺湖が望める。まだ中禅寺湖よりこちらの方が高いようだ。ここからトラバースして小さい鎖場を通過して少し下ると、黒岩に着く、13:00。
  
赤薙山西、2203峰崩壊箇所              女峰山東峰崩壊箇所、左が山頂

  
 笹の斜面から前日光の山々              同じく、半月山と中禅寺湖を望む

 黒岩は、雲竜渓谷の展望台である、ここの景色は圧巻である。荒々しく切立った山肌と深い緑に包まれた森林が対照的である。残雪のある頃は、さぞすばらしいだろうな。ここから黒岩の下のガレ場をトラバースして、八風という安山岩の岩場に出る、13:12。太陽は男体山の方向へ傾き、シルエットと化してきた。東の霧降方面から霧が舞い上がり、通り過ぎていく、徐々に女峰山に近づいている。
  
 道標のある平坦な場所から赤薙山の尾根      女峰山東峰崩壊箇所、左が山頂

  
  左、2295峰?                     赤薙の峰、突然霧が・・・

 八風から潅木の間を下り、13:18小休止して、カラマツと笹に覆われた緩やかな斜面を、南東方向に真っ直ぐ下る。13:40白樺金剛、13:58水場の道標、間もなくヒノキまじりの樹林帯に入り、笹は低くなり、下降するにつれて蜘蛛の巣に悩まされる。14:14、道が二つに分かれる、もしかして寂光滝への短絡路でも、と思い薄い方の右手に入る。結局14:40、元の道に合流してしまったようだ。14:35杉森に大きな殺生禁断碑を見て間もなく林道へ出る、14:38。
  
 一直線に笹道を下る                   リンドウが点々と咲いていた

 林道へ出ると、西の方向にわずか進んで行止りのようであった。二荒山神社へはすぐにまた林中へ入る道があった。林道を下れば、どこかで寂光滝への短絡路が、と再び思い林道を下山する。ヘアピン部はショートカットして下り、結局二荒山神社の西のホテルの駐車場へ出て、路地を下り、カステラ屋の所でR120へ出た、15:12。15:17、国道から寂光滝への舗装道路へ、15:50寂光滝駐車場へ戻る。

 総所要時間は、8時間35分であった。寂光滝から裏見滝合流点まで、唐沢小屋から国道へ出て寂光滝までは、はじめて歩いたが、笹の道は両者にあり、時には美しかったり、邪魔だったりする。景観として、唐沢小屋から水場の道標まで、これはオススメできるコースでしょう。それから、当コースから標高差を計算してみたら、女峰山が2483m、田母沢とR120の合流点が650mであり、標高差は1833mとなることを付け加えておこう。



 
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