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大岩山・両崖山(足利の山)

山行日
    2003年12月8日    晴れ    単独

コース 詳細はこちら
    足利市五十部町→大岩山→石尊山→浄因寺→大岩毘沙門天駐車場→両崖山→天狗山→
    足利市七丁目常念寺→足利市五十部町

 暖かい冬に山行もウインターバージョンになかなか切り換わらない、11月は標高2000mに推し戻されてしまったようだ。12月に入り、やっと低山の楽しさを思い起こし、地図をながめ足利の山に向かう。概ね、五十部(よべ、と読む)町の南に張り出す尾根から入り大岩山から浄因寺を回り、南下して両崖山から西に進み天狗山から南に下って七丁目の常念寺で道路に出て五十部町へ戻るコースだ。織姫神社からの主稜線はよく歩いたが、五十部町から大岩まで、両崖山から常念寺までの枝尾根は今回初めてである。

 三重小の先に駐車して、標高48mの四叉路を左折、人家の間から入る、ミカゲ石で造られた旗竿用の石が目に入り、ここから山道に入る。細く削り取られたような道を10分ほど歩くと、琴平山と書かれた山門を通り、ここから少し進むと立派なミカゲ石の鳥居があり湯殿山神社と刻まれていた、8:13。ここの標高は160mである、赤松とサカキの樹林に眺望はない。1/25000地形図に従って、北へ少し下り鞍部8:18、ここまでは赤いテープが点々とあって、踏み跡も明瞭である。

 鞍部から数分登り返した所で、マークも道もなくなった、明るい斜面であるが視界がない。地図を頼りに30分ほどの急登すると、ピークに出て8:56、地図通りであれば296.8mのポイントである。葉を落とした木々の間から、左手にはゴルフ場が見えた。ここを北に少し下り登り返して暫らく進むと、踏み跡のあるのに気付く。結構狭い稜線を小さくアップダウンを繰り返す。

 赤い折りたたみ傘を拾う、無造作にザックに挿して置く。所々に岩場があり、右手には見慣れた山並みがない、地図どおりなのだろうか、不安が走る。ふと、左手に赤い花、ヤマツツジの狂い咲きである、沢山咲いている、綺麗だ、小休止。歩き出すと岩場から、赤城山が目に入った、草津方面の山、浅間山、荒船山・・・も、でもここはどこだろう、合っているのだろうか。間もなく、9:35大きな岩場のあるピーク378mに出て、目の前に大岩山を見て安心。岩場から50mも進むと、はっきりした登山道に出る。縦走路に出た、と思いきや、多門道の男坂との中間にあるもう一つの尾根からのルートらしい。この道に沿って進み、9:50縦走路、9:51大岩山山頂417mに立つ。
  
 湯殿山神社手前に立つ山門                    湯殿山神社

  
 稜線には岩が点々と                       ヤマツツジの狂い咲き

  
 岩場から日光白根山遠望、中央                  同じく、赤城山

  
 同じく、足利の街並、浅間山・榛名山遠望            同じく、男体山・女峰山遠望

 大岩山からは、渡良瀬川をまたいで足利・桐生の街並、残念ながら南方向にたなびいた雲が厚く、秩父・富士山は見えなかった。大岩山から西方向に小さく下り登り返すと石尊山441.7mである、10:07〜10:13。榛名山の右手に草津白根方面の山、赤城山の右手に日光白根山、両山だけが真っ白い、浅間、袈裟丸山、男体山はまだ青っぽいた山肌をしている。ここから西方向に少し下ると、登山道は浄因寺方面に直角に曲がる10:16、浄因寺0.9kmの標示ある、緩やかな義木の石段を下って寝釈迦に着く。ここから左下り山門を通って階段を下り、10:32吾妻屋の脇から巻道に入り、緩やかにシャガの茂る杉林を登りながら、大岩毘沙門天の最奥の駐車場に出る、11:01〜11:11。
  
 浄因寺方面への道                       紅葉の若干残る浄因寺

  
 浄因寺の竹林                          巻き道から大岩山、中央

 休憩中の夫婦と雑談、「誰にも会わないねー、こんなにいい天気なのに・・・・」、「全くだ」。歩いて来たコースを聞かれたので「五十部町から大岩山に登ってぐるっと回って来た、ここが丁度半分位かな・・・」、「ふーん・・・」。夫婦は浄因寺へ往復すると言っていたので、今通ってきた巻道を教えてやった。ここから南東方向に下り、一旦車道に出てすぐにまた登山道に入る。小さいピークを五つほど越えると両崖山251mである、11:58着。お腹がすいた、先日茨城で買ってきた干芋を昼食代わりに数枚食す、なかなかの美味だった。おやっ、突っ込んでおいた赤い傘がない、落としてしまったのに気付く。

 この山頂には珍しい植物が自生している、タブノキである。説明文によると、“クスノキ科の常葉広葉樹で暖帯林のもので、ここにわずか6本、北限に自生する姿を止めている。大きいものは、目通り周囲167cm、樹高15m、樹齢推定200〜250年”、と書かれていた。
  
 大岩山、両崖山手前のピークから               タブノキ、両崖山山頂

  
 大きなカエデの紅葉、両崖山西側直下             祠がたくさん並ぶ、両崖山西側直下

  12:13、ここから西に下る、初めてのルートである。南に石段を下りると吾妻屋がある、そこからルートは天狗山方向に延びている。“天狗山の会”なる標識が沢山ある、地元の方々のハイキングコースのようだ。早朝主稜線を歩くと、大勢の年輩者が集ってラジオ体操をしているのを見かける、その人達だろうか。2,3分で分岐点にさしかかる、右大岩町、左天狗山通7丁目方面とある。樹林の中なので一瞬立ち止まったが、通7丁目は目指す方向である。登山道のあちこちに札付きの樹がある、コナラ、イヌサンショウ、カシワ、マルバアオダモ、モンゴリナラ?・・・・、初めて聞く樹木名もある、葉のない時期の木の標本を見ているようだ。天狗山直下で直登と巻道に分かれ、直登する。天狗岩と書かれた所に出ると主稜線と足利の中心部が広がる、航空写真を見ているようだ。間もなく巻道と合流し天狗山山頂258.6mに着く、12:35。
  
 樹間から両崖山                            大岩山、天狗山付近から

 コースにあった案内図によると、天狗山から、かわら山202m、須永山、観音山154m、そして常念寺40mと向かうようだ。明るい広葉樹の林の中を、厚く積もった枯葉を踏みしめながら下り、案内に沿って岩場で街並を見下ろす。家並みが手に取るように見える、西から東へ貫く渡良瀬の流れ、くもの巣のような道路、そこを動きまわる物体、面白い光景が映し出されている。
  
 コクラン(花茎が残っていた)                   鳥が運んだのだろうか、マンリョウ

  
 かわら山の展望岩から足利の街                同じく

 観音山まで進むと、車は見えないが音が四方から聞こえてくる感じだ、その音量は次第に大きくなり、常念寺へ下って最高レベルに達する。旧R50、足利市通七丁目交番前の切通しである13:20着。ここからは最短距離で三重小へ道路を歩き出発点へ戻る、13:44着、総所要時間は5時間44分であった。このコースは一部ヤブコキがあったが、時間的にも数時間で一周でき、展望も良いし、主稜線から離れた別な楽しみのあふれるポイントが沢山あり、冬場の日溜まりハイクには格好の場であった。


  
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