気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”

sub3-131
大猿川(赤城山)

山行日
    2004年2月8日    晴れ   単独

コース 詳細はこちら
    おおさる山乃家(粕川村中之沢)→乙女の滝→大猿の滝→新里・黒保根堺尾根→
    茶の木畑峠→つつじが峰通り→見晴台→おおさる山乃家

 大猿川は赤城山の南面、横引き尾根、つつじが峰通り(粕川村)と新里・黒保根堺尾根に囲まれた沢を源流とし、粕川村で小沼から流れ落ちる粕川に合流する粕川の支流である。この上流乙女の滝の奥に、岸壁に囲まれた落差15mほどあるという大猿の滝がある、といことを聞いている。地図上でも1100m地点にそれらしい記号が存在する、“ナナちゃん情報”を頼りに膝の調子を見極めつつ独りで出かける。

 おおさる山乃家までは無積雪、7:35アイゼンをつけて駐車場を出る。大猿川に沿って林中に入ると、間もなく残雪もほどほどにアイゼンの感触を確かめながら歩く。最後の堰堤で地図を見て確認、高度計905m、地図では920m、誤差の範囲である、8:05。荒れた道も整備されたとか聞いていたが、わずかに残る踏み跡を頼りにスムーズに進む。上空は真っ青、立春いらいの暖かさで幹の周りは雪解けが進み穴ぼこだらけ、雪面の照り返しはきつい。沢に出て岩の間を行き来すると間もなく、乙女の滝に到着8:24。
  
 大猿川、駐車場から                       林間の雪も解けて

 フーン、流れの左右を氷塊が包み、真中から水をを吹き上げている。ちょっと元気ないが、これもまた今の季節の乙女であろうか?。写真で紹介されている周辺が青葉に包まれた夏の流れの中の滝からは想像がつかない、シンプルで気づかず通り抜けてしまいそうだ。
  
 乙女の滝                              同アップ

 左岸を巻いて、右岸へ、所々で沢を横断、積雪に時々ズボッズボッはまる。乙女の滝から30分ほど歩いただろうか、前方に大きなつららの壁を発見、間もなくその下に垂直に落ちる滝、大猿の滝が視界に入る、倒木をまたぎ真下に、8:53着。落差は12,3mという感じ、前方は岸壁が覆い、右岸は切り立った沢が分岐している。滝の周辺にはつららの崩壊した大きな氷塊が沢筋を埋めていた。

 さて、前方へこのまま進むのは困難、右岸も左岸もだめ、ここからどうして抜け出そうか。結局30mほど戻り左岸に取り付いて高巻きをして再び沢に下ることにした。地図上では滝の上に出ればあとは障害なく稜線まで出られそうである。左岸によじ登り大きな木の下で小休止、枝の間から遠望する富士山は格別であった。大きな岩の下を20mほど北側に巻いて、沢の様子をうかがう。滝の上に降りることは可能だが、また続いて岩の壁が待っている、右岸は不可、左岸も小さな沢があり斜面はきつい。

 今回はこのまま尾根へ出た方が安全である、あきらめも肝心。小さい沢に沿った尾根づたいに登りつめ、稜線を目指すことにした。凍りついた雪が幸いし、急斜面もアイゼンが利き、おまけにつつじの小木が手を貸してくれる。時々ヤブに阻めながらも、樹間から接近していく稜線をながめては納得する、遠く真っ白な八ヶ岳の山塊を眺めながら高度を上げていく。右手の沢も接近してきた、左の沢はガレ場となって終わっていたのでその上をトラバースして稜線に出た、9:44。高度計は1345mを指していた、平坦な雪面であった。位置的には梨木の尾根と合流したすぐ上のようだ。
  
 大猿の滝                                同アップ

  
 岩肌には大きなつらら                     枝の間に遠く富士山が

  
 大猿川の真上付近の尾根                  遠く八ヶ岳の山塊

  
 新里・黒保根堺尾根、稜線に出る                  同じく稜線

 雪がスパッツの上までありカッパをつける、行く手正面にはあと標高差100mぐらいだろうか、茶の木畑が見える。間もなく、大きな足跡が目に入る、人間ほどある、ピッチも近い、熊は冬眠中だろうし、鹿にしては大きすぎる、しばらくすると小さい足跡を残して林中に消えていた。動物の足跡も、雪質が柔らかく深いと大きい跡になるようだ、10:08茶の木畑峠着。
  
 茶の木畑峠の吹溜り                     同じく

  
 横引き尾根                          同じく

  
 茶の木畑峠から富士山遠望                  同じく地蔵岳


 同じく地蔵岳・長七郎山(パノラマ加工)

  
 東側情景                              足跡、人間行き先?

  
 荒山、銚子の伽藍分岐から                  銚子の伽藍分岐

  
 サネスリ岩(真中に碑)                    荒山、サネスリ岩から

  
 西対岸の尾根(宮城村)                    銚子の伽藍の間に荒山が。

 横引き尾根からつつじが峰通りを下る、澄み切った春の青空、遠望する山々の景色を楽しみながら下る。サネスリ岩付近でハンター2名に会う、「鹿・・・・・」、「見なかったですね・・・・」、同業なら異業種交流、趣味では異趣味交流か、話しこむ。「何故、今歩く・・・・」、「何故ハンターがここまで登る、・・・・」、お互い身勝手な質問がいったりきたり、11:33展望台着。
  
 展望台(大猿分岐)                        展望台から南下遠望

  
 茶の木畑付近を見る                       銚子の伽藍の間から地蔵岳を覗く

  
 大猿下山路から袈裟丸山の山塊               同アップ

 大猿へは、展望台を過ぎると、二又に分かれ左に丸太の階段を下る、路は雪をかぶり時々踏み込む感触で丸太を感じた。北の方角に袈裟丸の山々を見ながら下る登山道は快適である、11:54大猿駐車場着。総所要時間4時間19分であった。大猿の滝から稜線に出る標高差250mの急斜面はきつかったが、はじめて見た大猿の滝、眺望、雪景色、それに春を思わせる陽気に楽しい山行であった。


 
気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”