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仙人

山行日  
      2001/9/23   晴れ 単独

 コース   
      岩切→生満不動→熊ノ分岐→仙人岳→熊ノ分岐→猪子峠→岩切

 このコースは仙人岳へのグループでの日帰りコースとして一般的である。しかも沢から入り、帰りは尾根を歩いて一周でき、尾根では適当に眺望も楽しめるし、春のツツジ、秋の紅葉、冬の雪景色と秋から春にかけてのオールシーズンコースである。


 まず、岩切に車をおいて(バスの便もある)沢沿いの杉林を歩く、5分も歩くと林道も終わり雑木へと変わる、今の時期の登山道は、まだ草が生い茂りうるさい。沢の小魚が足音でスーッと石の影に隠れる、ヤマメだろうかイワナだろうか。最近の豪雨で土が流されて登山道に大きな石がごろごろしている。また道、山の斜面が至る所にイノシシが餌をあさった跡がある。この山のイノシシの害はすごいもので、以前仙人岳の尾根を白葉峠よりに進み小俣の小学校跡に下りたことがあった、その時尾根からすぐ下の杉林がブルトーザで掘り返されたように深くえぐられていた、それはひどいものだった。また今年の1月のなかば、松田川ダムの南尾根で、ゴッーゴッーゴッーとものすごい音がして、振り向くと30,40頭のイノシシの大群がチドリの編隊を組んで、私のいる方向に向かってくる、とっさに“バカヤロー”と大声をあげた、意識してかどうかはわからないが、向きを変えて杉森へ消えた行った、とっさのことで証拠写真はとれなかった。


 30分ほどで生満不動に出る、ここは両岸の斜面が開けたところで、普段は静まりかえったところだが、4月だったと思うが、お祭りで地元のお年寄りから子供まで、大勢の人に行き会ったことがある、またこの山をグループで歩かれる人達が休憩している姿をよく見かける。何を採掘していたかは不勉強でわからないが、小俣鉱山の坑道跡がこの辺一帯に点在し、事故防止のためか金網で囲われている。

 ここを過ぎてしばらく進むと沢も細くなり、両岸が徐々に迫ってきて、うっそうとしてくる、水は突如涸れて、15分ばかりの急登となり、左に巻くようにして稜線に出る、そこが熊ノ分岐である。かっての小俣の小学生が書いた絵の看板がある、猪子峠への分岐である。この尾根を20分ほど小さいアップダウンしながら行くと仙人岳頂上に着く。木立の間に沢を介して深高山、石尊山、西方は赤城、袈裟丸、男体が人工的構築物を入れず見える、冬枯れの景色が似合うところだ、標高663m、足利で一番高い山の標識がある。一息いれて、復路にかかった。


 熊ノ分岐から猪子峠まで20ほど小さいピークがある、これがこの山では一番いいところだ。富士山、秩父連峰、八ヶ岳、浅間山、筑波山など岩場からよく見える、残念ながら今の時期はだめだ。それに何といっても、春のアブラチャン、アカヤシオツツジがいい、百聞は一見に如かず、その時期に歩くと、こんな身近な山で手にとって見えるところだ。丁度、熊ノ分岐と猪子峠の中間地点になろうか、犬返しという鎖場が一カ所ある、わずか5,6mしかないがスリルをあじわえるところだ、でも慎重を要す、巻き道もついているから不安な人は心配ない。松田湖を真下に眺めるあたりで、今の時期は一部の岩場であるが、イワギボウシが咲いていた、その淡いムラサキ色で少し濃淡があり奥ゆかしい形をした、何とも品のある姿はギボウシの中の女王だ。


 湖の見える東の端で道は右に曲がり急坂を下り猪子トンネルの上を通り猪子峠に着く、左は松田、真っ直ぐ行けば深高、石尊山の方向である、右へ曲がって小俣の岩切方面に進む、檜の人工林でうっそうとしたところで、緩やかな勾配を下って行く、7,8分で駐車場についた。今10:30であるから、一周3時間の山行であった。

 コース(赤色):国土地理院5万分の1地形図、桐生及足利に追記




  
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