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仙人ケ岳・深高山・石尊山

  
山行日
    2003年1月25日      晴れ    単独

コース 詳細はこちら
    白葉峠バス停→白葉峠→無名峰376.6→仙人ケ岳→熊ノ分岐→猪子峠→深高山→石尊山→
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    叶花不動尊→石尊下バス停→白葉峠バス停  
       9        10(図示ポイント)

 栃木県の県道218号線の叶花から猪子トンネルの東西尾根を時計方向に一巡するルートを歩く。一昨日降った道路の雪もほとんど溶け、ここまでの走行には何の障害もなかった。強風の中7:03、雨具のズボンにスパッツを付けて、白葉峠バス停を出発する。舗装された林道には、多少雪が残っているのでスリップしないように気を使う。2,3カーブを過ぎるころ、行く手の山並みが朝日で赤く染まる。峠のちょっと手前で、同じ方向に向かう道筋を発見したが、予定通り峠から県境を歩くことにする、7:23白葉峠着。

 峠の北に面したコンクリートで固められ斜面の一番低いところからよじ登る。いきなりのブッシュであり、一面にイノシシの生活痕があって、穴だらけで歩きにくい。でも少し登ると視界が開け、眼下には桐生の街並みが広がっていた。最初の小さなピークには仙人ケ岳・白葉峠と書かれたラミネートした表示が木に巻きつけられていた。少し下ると青いテープも時々目に入り、あせた赤い紐もさがっている。ここを歩いた人たちの目印であり安心材料となる。小さい鞍部から急坂を上がると三角点のある無名峰376.6mである。ここから小さいピークを二つ越えると、道が東方向に曲がりながら下る、鞍部から北へ70,80m上り返すと399mの無名峰に出る、7:57。

 檜の人工林に沿って北へ進む、稜線から西北方向に、雪を被った大形山から鳴神山の山並みが見えた。赤城山もきれいに見える所だろうが、山頂部は吹雪いているようだ。なだらかに北東に進み次のピークとなる。大きい赤松が10本ほど、倒木も4,5本横たわっていた8:09。檜の人工林を北に下る、左は幼木、右は30cmほどに生育している、間もなく左手に林道が見えてくる。鞍部は檜に囲まれていて視界はとれないが、真っ直ぐ北へ進めばよい。次の小さいピークを越えると左手に稜線が迫ってきているのに気づく。

 緩やかに登り左手の稜線と合流する、8:31。木の間から東に東京のビル群が、南に富士山がくっきりと見えた。今日の天気は、強風のせいか東から南にかけて非常に良く澄んでいる。西上州の山の向こうには八ヶ岳が、漂っている雲と判別がつきにくいが、真っ白い姿で横たわって見える。赤城山の山頂部は、まだ雲が取れない。

 次のピークで右から枝尾根が合流する、小さいピークが次々と続く。何時の間にか榛名山の全体が見え、赤城も鍋割山と荒山が薄っすらと山頂部を見せた。更に3つばかりアップダウンを繰り返すと、道が東方向に曲る。そこを下ったところで8:51、袈裟丸山だろうか、左前方に三角に尖った真っ白い山頂部が目に入る。ピークの左手に尾根があるが迷わず右手に下る、テープが案内してくれた。落葉樹の明るい樹林帯の細い道に出る、お気に入りの路だ。木の間から、東方向に筑波山がくっきりと双耳峰を映している、その右手には渡良瀬遊水地が光る。

 ここから2つばかり小ピークを越えると、仙人ケ岳が真正面に顔を出す、山頂はもう少しだ、ここからは桐生の北西の街並みがきれいだ。道はここから真北に進む、3,4つ乗り越えると黒川からの稜線と合流する、9:12。松の枝の間から富士山を1枚撮って下る。右斜面は日当たりの良い落葉樹で雪がほとんど消えている、右はこの逆で真っ白い、対称的である。間もなく道は次のピークを巻くようについているが、真っ直ぐ山稜を進む。ピークは狭かったが意外に眺望は良い、下の方で見た三角の真っ白い尖った山頂は、ここからはっきり袈裟丸山であることがわかった。もう一つ越えて、仙人ケ岳山頂直下の鞍部へ9:30。あと5分の表示に足は逸る、短い急斜面を登りつめると662.9mの仙人ケ岳山頂であった、9:35着。
  
   大形山から鳴神山の稜線                       遠くに袈裟丸山

  
   明るい落葉樹の路                             樹間から仙人ケ岳

  
   桐生西部                               仙人ケ岳、右が山頂

  
   桐生南部と富士山                              袈裟丸山は雲多し

  
     小枝に筑波山                              赤城山頂部は雲の中

 山頂にさし込む日差しは、雪の上に力強い樹木の陰を描いていた。真っ白な雪の上には、真新しい靴跡が右に左に、あたかも山頂を独り占めしたかのように、残っていた。前のお方に倣って、私も動き回り眺望を写真に収めた。男体山は霊峰富士を思わせる、コニーデ型の山頂部と斜面のラインを呈していた。ほとんど休んでなかったので、腰を降ろそうかと思うが風が強く寒い、日溜りを探し少し進む。人はとかく同じことを考え行動するものである、黄色い上着に立派なヒゲをつけた50がらみの男性が休憩中である。横に腰を降ろし、話し込む。千葉県の九十九里町から来られて、岩切から沢のコースを歩いて来たとのこと。このまま帰ったのではものたりないらしく、赤雪山へのコ−ス尋ねられた。持ち合わせた1/25000の地形図で、赤雪からダムサイドに出て、車道を歩いて岩切へ戻るコースを説明して別れた、9:57。
  
   仙人ケ岳山頂部                            男体山、仙人ケ岳山頂から

  
袈裟丸山、仙人ケ岳山頂から                     赤城山、仙人ケ岳山頂から

 赤雪分岐10:00、快調に下って熊ノ分岐の手前で尾根(登山道を、沢づたいに直進して急斜面を登りつめるとこの尾根に出るが、進められない)が分かれている所がある、ここで男性に会い尋ねられた。「山頂はどっち?」と、ここには矢印があってその向きが良くない、枝尾根の方向に曲がってしまっている。ほとんどの人は踏み跡の濃い方へ自然と流れていくが、初めての人は、えーと、ということになるのでしょう。山頂の方向を指差し、「こちらですよ、あと15分位で着きますよ」と一言。また、6人のグループに会って、熊ノ分岐10:11着。尾根方向に踏み跡がないところから、会った8人とも沢コースを利用している。

ダムに面し、樹木が伐採され大きく地肌の露出している所がある。それは頂けないが、お陰で(?)眺望は良い、ダムの東の山並みが一望できる。ここが足利の最深部であることに納得できる。緑のダム湖も見慣れたせいか、周辺の景観にマッチしてきたような気がする、私だけだろうか。ここを出て、次々と猪子峠経由の人に会う、3人、4人・・・・・。10:40、犬帰り(クサリ場)の手前で、夫婦に会う「頂上はもうすぐ?」、「下りで45分かかってますよ、あと1時間位かな」と答えておいた、この小さいピークの連続したダムの南稜線は、登りも下りもあまり歩いている時間差はないと思う。
  
    男体山の雲がほとんど取れた                   ダム湖と足利奥地の山並み

  
   向かう東方、遠方の尾根は織姫神社へ続く             ダム北稜線の赤雪山を見る

 クサリ場を10:55下り、間もなく見晴らしの良い岩場に立つ11:11。これから向かう、深高山から石尊山にかけての稜線が平らに見える、ここも小さいアップダウンの連続である。西に面した小さい尾根が20本ほど等間隔で流れている、台地が長い間に侵食したのだろうか、この陰影が見事である。遠く、秩父の山、富士山、八ヶ岳、西上州の山が南から西へ連なっている、ここから見る限りは山また山の光景だ。稜線は東に延び、松田の集落が見えたところで右に下って猪子峠に出る、11:55着。
  
深高山から石尊山の峰、尖ったところが深高山、岩場より   袈裟丸山、岩場より

  
   南から西遠望、岩場より                       松田町の集落

 猪子峠からちょっと登った日溜りで昼食をとる、大したものではないが美味しい、実に美味しかった。風は冷たいが、歩いていると結構汗ばんでくる、スパッツを除いて雨具(ズボン)と上1枚、帽子をとり、ピッチを上げる。深高山の北面は一面に雪が残っている、大分入っているようで、急斜面もすっかり固められていた、12:25深高山着。栃木県在住の東京都民が山頂にいた、この人と話し込む。木の間から、北方に幾重にも見える山並みをあれかな?、これかな?、で言い合う。そんなことしているうちに、「行道山と大岩山に登りたい、最短の道は?」という。また地図を広げて、説明をはじめたが風で冷たい。「実は、3年前に山で骨折して救出された、今はリハビリでショートコースを歩いている」という。これを事細かに説明してくれた、寒かった、12:55石尊山に向かう。

 ここまで来れば、もう車まで1時間ちょっとだ、それにしても今日は東から南にかけて空気が澄んでいる。13:09湯殿山分岐を通過、左手に採石場が見えてきた。13:14石尊山山頂着。赤城山全体が見えてきた。ちょっと下って、小さな岩場から東方向を眺める。東京のビル群が見事に見えている、数えてみると70から80本ニョキニョキと立っている、それも左右広範囲に。足利の山を歩いて、これだけ沢山見たのは初めてだ。13:22社着。もう時間的に会うこと無いと思っていたが、2名ゆっくり休憩している人がいた、きっと出発が遅かったのでしょう。
  

  
  足利の街並み                                杉林に囲まれた叶花不動尊

 西の山並みを気にしつつ、足元の岩場にも気が抜けない、雪が所々に残っていて滑るからだ。13:35ベンチのある休憩所、13:40女人禁制の石碑、13:45叶花不動尊着。ここでワゴン車から降りてきた茨城の女性に聞かれた、来週グループで山歩きをするという、三峰山の帰りの下見だそうだ。2,3質問に答えて別れた。道路を歩いて白葉峠バス停着、14:06。合計7時間3分だった、今日は随分と聞かれたなー、でも楽しかった。東京のビル群、見えた数に感激した。今日のコースは1日かけて山歩きしようという方には、一巡出来るし、眺望もあれこれ多いし、季節によっても変化を見えるし、アップダウンが多いだけにトレーニングにもむいているので、お薦めでしょう。でも、地図の携帯と山道の確認はきちんとしてする必要があります。

 
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