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日光戦場ヶ原散策

散策日
    2002/5/21  晴れ   5人
コース
    竜頭滝駐車場→石楠花橋→赤沼分岐→泉門池→湯滝→湯ノ湖西散策路→湯元バスターミナル(詳細地図はここ

 海外勤務のYさんが半年ぶりに一時帰国され、夫人と友2人合計5名で、新緑まぶしい奥日光戦場ヶ原散策に出かけた。2,3コースを考えたが最終的に、相互Linkを貼っているm-kannoさんの17日のネット情報で、湯ノ湖のアズマシャクナゲが満開とのことなので、4日の経過を気にしながら、竜頭滝を9:40出発した。

 若葉と満開のミツバツツジの向こうに、真っ白な滝を見ながら、茶店の脇を流れに沿って上がって行く。30mほど歩くと両岸すっかり緑に包まれた真中に、男体山の溶岩流をしぶきをあげながら急流が幾重にも落ちていた。水かさが多く滑らかに這うような竜頭とちがい、勇壮な感じがした。
  
  ミツバツツジの向こうに竜頭滝、橋の上から写す                勇壮な春の竜頭

 国道を横切って、右手になだらかな感じのする男体山を、小木の奥手に見た。平日であるが、行き交う人は多く、それぞれの身支度と歩くスタイルが個性があって面白い。上流に向かっている人がほとんどで、多少のぬきつぬかれつで、気になるほどではない、時々ウグイスやカッコーの鳴声が清流に響く。
  
    小木の間に男体山を見る                             湯川の淵、吹割の滝に似ている?

 石楠花橋を渡り、赤沼の分岐付近で、小学生の修学旅行と思われる団体に会う、こうなると静寂感は吹っ飛ぶが、湯川の流れは、山あいを蛇行し、急流を作り、静と動を繰り返しながら、情景の変化と合わせて、楽しませてくれる。男体山も形を変え左右バランス良くコウモリを思わせ形に見える。
  
   芽吹き始めた静かな湯川沿いの林                          正々堂々の男体山

 自然研究路のあちこちに、クイズのような看板があり、流れの中の浮島のような丸い草塊を“谷地坊主”と説明していた。浅瀬には鮒が産卵のためか、背びれを水中からだして群がって、盛んに尾を振り泳いでいる光景が見える、これも季節の営みでしょう。
水面に芽吹いたばかりの木々を写すような、静かな沼のような感じのする流れもあれば、さざなみのたつ、広々とした流れもある。この辺は比較的平坦な湿原である、というよりは草原化し、森林化して行く過程にあるという方が合っているのかな。
  
    緩やかな流れに新緑を写す                             これが“谷地坊主”とか!

 フライフィッシングでヒメマスを狙っているのだろうか、点々と、流れに釣り糸をたれている人が見られるようになった。ベンチの整った広場で小休止する。橋の際には釣り人が一人、男体山に向かってフライを飛ばしていた。水面を渡る風は冷たく、みかんを1個食し、早々に立ち上がる。道は、ここから少し流れから離れ、山際を緩やかに上がりながら、小田代原の道と合流して、こんこんと湧き出る清水を下に見て、泉門池の広場に出た。50,60人が自然を満喫しながら、それぞれに思い、ふれあい、芽吹く自然のエネルギーを充填しているようであった。
  
   釣り人一人、背景は男体山                              泉門池の広場、鹿も鴨もいなかった、大勢の人がいた

 歩き出すと、間もなく流れに出て橋を渡り、光徳からの道と合流する。湯川の流れは、ここを境に様相を変えていく。瀬を作り、淵を作って戦場ヶ原を蛇行していく、端といった感じである。倒木が流れをいっそう引き立てて美しい。木道沿いのミツバツツジは、紫色を一段と強め、散策する人の目を楽しませてくれる。
  
  倒木も流れのアクセント                                何を思うか、旅人は行く

 やがて小さな滝を前に、道は二手に分かれる、橋を渡り林に中を進んで湯滝に出る道とこのまま湯川沿いに左岸を進むコースの分岐である。対岸の一株のシャクナゲに気を引き付けられて、橋を渡り斜面を一登りしてミズナラの林にでた。背の低い笹の原に林立する樹幹は、大きなキャンパスを思わせるような見事な光景で、朽ちた倒木の幹がこれにアクセントをつけていた。
  
   やっと、シャクナゲに行き逢う                            小さな滝、湯滝手前の分岐点から

  
   陽光に目覚めたシャクナゲの花                          自然のキャンパス、朽ちた株は何に見えますか?

 まもなく、シャクナゲの群落にさしかかる、林の中の小さな流れを渡り、踏み跡を辿ってちょっとばかり失礼をして、覗き込む。これから咲く濃い色の蕾、今を盛りに開く縁の濃さが残る絞り柄にも似た華、最後の美しさを見せる真白っい花、競い合って咲き乱れる群落の光景である。コメ栂などの常緑樹の混じる混生林の低木の、一年のドラマのクライマックスといった時期なのだろうか、見入れば見入るほど色、形、周辺の自然とのバランスに感動を覚える。
  
 シャクナゲの群落                                       いい色してるね

  
   咲きたて、おいしそうなんて言わないでね。                    白っぽい花が先手

  
    鮮やかなピンク、白はこれまで・・・・                        変な根っこ?

 再び湯川に出て、新緑の向こうに白い湯滝を見る。轟音を耳にし、しぶきをあびる、展望台からのいつもの光景である。滝の脇についた階段を上って自動車道を横に見て、硫黄温泉の臭いを鼻で感じ、小橋を渡り湖畔の散策路に入る。小波のたった湖面に写すピンクのアズマシャクナゲの花は、自然の美、俗には“生の美”である。
  
     湯滝が新緑の向こうに                                同アップ

  
       湯滝の滝口                                   さざなみの湖面に写すシャクナゲの株ひとつ

 石仏?を拝し、道脇でYさん持参のスイカをいただく。ここまで歩いてきた喉奥深く潤し、甘さが伝わった、美味しい。あたりのコヨウラクつつじが、赤い小さな丸い袋を下げて、かわいらしく咲いている。良く見ると5部咲きぐらいである、地味な花ではあるが、新緑の小道にアクセントをつけている。やがてネット情報の本番、斜面に満開のシャクナゲを見る。これを表現する言葉はいらない、“きれい”の一言。時期的にはまだまだ見られますね、6枚の写真から光景をご想像下さい。
  
   綺麗でしょう、1                                      キレイでしょう、2

  
     これも、きれいですか                                 きれいでしょう、3

  
   ほんとうに、きれいですよ                              この世の花、アズマシャクナゲ

 シャクナゲの群落が終わるとオオカメノキが湖面を背景?に、白さを競っていた。光の方向に枝をくねらせ、先端に皿の形に小さい花を沢山つける、アジサイの花弁に似た花で早春をにぎあわせてくれる、以外に目立ちがりやの花かも知れない。
  
  オオカメノキも湖畔の賑わい                            ちょっと離れると意外に新緑の中では目立たないが・・・

 やがて、散策路は湯元の浄化施設のところで終わり、男体山を湖面に見て、いささか人工的ではあるが、奥日光の代表的存在、シラカバを最後に、3時間20分の奥日光戦場ヶ原散策は終わった、“良かった、綺麗だった、感動した”を付け加えておこう。Yさん、また一緒にどこか歩きましょう。
  
    湯ノ湖の湖面と男体山                               シラカバの白さは奥日光の象徴的・・・・


  
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