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鈴ケ岳(赤城山)

山行日
    2002年10月28日    晴れ     単独

コース 詳細地図はこちら
    赤城村溝呂木信号より県道70号終点→姥子峠→鍬柄山→オオダオ→鈴ケ岳→オオダオ→
    鍬柄山→姥子峠→赤城村溝呂木信号より県道終点

 鈴ケ岳への西からのコースとしては、昨年秋赤城村キャンプ場の奥、関東ふれあいの道から入り鈴ケ岳を一周している。このコースも鍬柄峠からのコースも赤城村の深山に通じている。もう1本南の尾根はどこに通じているのかな、と疑問に思い地図を開くと姥子峠から溝呂木に出られる。但し地図の通り道があればの話である。赤城山も色々歩き方がある、単発で色々なピークを歩くのもよいが、ちょっと変わった東西、あるいは南北という歩き方はどうだろうか、“裾野は長し赤城山”である。東西は渡良瀬川(渡良瀬渓谷鉄道の本宿駅)から梨木の尾根、長七郎山、小地蔵山、駒ヶ岳、黒檜山、五輪尾根、鈴ケ岳、姥子峠、溝呂木、を通って利根川(大正橋)までと考える。南北も利根川坂東橋)から同じように黒檜山を経由して片品川(or根利川)までとする。テントをかついで珍道中、面白いではないですか。こんなことも考えて本コースを歩いたのである。

 県道70号の終点まで車を走らす、ここまでは兎に角良い道だ、不思議なくらい。6:44車を路肩の止め歩き出す、すぐに道が異様なのに気付く、オフロード車のタイヤの痕跡である。間もなく南北に走る林道と交叉する、6:55。そこには、終点、林道延長5.076km、赤城村と書かれた道標があった。向きからすると、この先5.076kmまで延長されている、と解釈できる。深くいぐられた轍(わだち)で出来たグシャグシャのヤセオネを進む。時々スリップして轍にはまったり、それでも通行できそうもない所は山中を巻く。すごい道だ、人の歩く道ではない、山中はヤブと蜘蛛の巣に悩まされる。真ん中にもタイヤの跡があり、モトクロス用のオフロードバイクも入っているのだろうか。道の左右にゴルフ場社有地の朽ちた看板が出てきた、バイクのナンバープレートも落ちている、部品の脱落したものも。7:22、悪路を抜けて平坦な尾根筋に沿った林道となった。
  
   オフロード車にいぐられた、林道                    同じく

 樹間に見る鈴ケ岳、真っ黄色な紅葉、これから迎える紅葉、散り積もった道、静けさの中に様々な秋の様相を見せてくれた。それもつかの間、1163mのピークを南に巻いて若干下ると、また悪路の連続である。この辺には石垣が残り、一旦は林道として整備したようであるが、無惨な状態である。林中をしばらく歩き、右に小高いカラマツの山を巻いて、手持ちの地図では波線で交叉しているが、林道の交差点に出た、8:15。そこは広場となっていて、六角形の石に刻み込んだめずらしい石仏があった。
  
  落葉の積もった静かな尾根筋の道                 紅葉も日だまりではこれから

  
   1本だけ鮮やかな黄色が・・・                    大きな岩は石仏に似ていた

  
  木の間に鈴ケ岳が見えた                       林道の交差点に六角形の石仏

 8:20コースを確認して歩きだしたら、そこにはロープが張ってあり立入禁止の看板があった。“この林道は、県有林経営に必要な林道ですから、一般の車両及び歩行者の通行を禁止します。群馬県渋川林業事務所”、とあった。何故歩行者まで通行禁止にするのだろうか、わからない。姥子峠の進入口では、こんな看板を見たことがないのである。勿論、柵をくぐって先へ進む、轍もあり、新しいバイクの走った跡もあったが、所々で見通しの利く快適な道であった。8:43,林道は1200m付近まで続き行き止まり、山道となった。踏み跡はあることはあるが、獣道と区別がつきにくい。稜線に向かって、らしき踏み跡を辿る、ヤブもこいで9:07姥子峠に出る。

 汗を拭い水を一口する、丁度牧場から歩いてきた年輩の3人に会う。「暑いですね!」と声をかければ、怪訝そうな顔をしていた、暑くなかったのでしょう、寒かったのかな。直ぐに道を譲られて姥子山の脇を通って9:17、鍬柄峠へ。一登りすると小さな岩場にでる9:20、外輪山と大沼が一望できるところである。どうしても最高峰の黒檜山に目が行く、小黒檜山から駒ヶ岳の稜線が青い大沼の背に冬枯れと化した灰色がかった山容を向けていた。右には太陽を浴びた地蔵岳があり、更に尖った荒山、鍋割山と続く。鍋割山の丁度真ん中、真っ白い富士山がはっきりと見えていた。

 写真を撮って急坂をまた一登りすると鍬柄山の山頂1562mに着く、9:29。ここからの眺望は抜群だ、赤城山を西から一望できるビューポイントだ、眼下に見る牧場を赤くつつじで染める頃は最高だろう。ウイークディーなのに車が多い、今日は県民の日であった。景色に見入っていると下山の夫婦がやってきた。7:00に牧場を出てもう下山だ、往くときは富士山がくっきり見えていたとか。9:33、鈴ケ岳に向かう。
  
   この奥は車、人の立入禁止                    モロコシ山(左)と鈴ケ岳(右)

  
   姥子峠付近から黒檜岳                          鍬柄山から地蔵岳

  
   鍬柄山から黒檜山と駒ヶ岳、大沼                 鍬柄山から榛名山全容、背後に浅間山

  
 鍬柄山から荒山と鍋割山、鍋割と雲の間に富士山         五輪尾根、小黒檜山と黒檜山、大沼

 鍬柄山からの急降下して若干登り返して下ると鈴ケ岳との鞍部、大ダオに出る9:47。山頂まであと0.4kmである、ここで左右に深山方面が分岐しているが、笹が生い茂っていて登山道が見にくい。すっかり枯れ落ちた樹林の中の岩を伝わりながら高度を上げていく、今歩いてきた鍬柄の尾根が形をどんどん変えていく、出っ張った岩場で気が付いたときには双耳峰となっていた。鈴ケ岳山頂1564.7m着10:06、歩き始めてから3時間22分を要したことになる。

 鈴ケ岳は、片側の眺望は樹木に遮られてないが、北北西から北北東までは東西南北の景色がすばらしい。赤城を西北から一望できることは勿論、上越・上信・上武国境の山を遠望できる。途中にアズマシャクナゲのちょっとした群生が見られ、つつじの咲く頃から初冬まで楽しめるところだ。山頂部は葉を落としているが、見下ろす里の紅葉は真っ盛りだ。一休みして10:22下山にかかる。
  
  鈴ケ岳、鍬柄の先から                          鈴ケ岳から鍬柄山

  
    鈴ケ岳山頂より上信の山々                    鈴ケ岳山頂、右黒檜山

  
   鈴ケ岳山頂より、足尾山系                   鈴ケ岳山頂より地蔵岳、手前は鍬柄山

 10:35大ダオ、姥子であった3人が休憩していた、赤城村から歩いてきたことを話すと、先ほどの“暑い”の意味がわかったらしい。10:53鍬柄山、11:03鍬柄峠。11:06姥子山、踏み込んで山頂の写真をとるが、ここの眺望はなし。11:12姥子峠、登りの夫婦に会い、“気を付けて行ってらっしゃい”。11:32林道終点まで下山、11:57林道交差点、12:14小さいピークを巻く、13:07南北に走る林道へでる、あと少しだ。13:17県道終点に出て鈴ケ岳往復の山行は終わった。

 所要時間6時間33分(登り3時間22分)で、登りも下りも時間的には大差ない。林道の轍にはマイッタが、所々で静かな景色に合い救われた。残念ながら、お薦めできるルートではない、ただ見慣れない鈴ケ岳の景色を見たい人には良いかも知れません?。



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