気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”

土合〜谷川岳〜仙ノ倉山〜平標山〜法師温泉縦走

山行日 
       2001/6/16−6/17   1日目 雨のち曇り   2日目 晴れ     単独

 コース 
       土合→西黒尾根→谷川岳トマノ耳→万太郎山→毛渡避難小屋(テント泊)
       →仙ノ倉山→平標山→平標小屋→三国山→三国峠→法師温泉

 記録
       土合  → ラクダの背→新道分岐→ザンゲ岩→天神分岐→谷川岳トマノ耳
       4:45    7:22     7:27    8:51  9:20    9:26−9:40

       避難小屋    →  中ゴー分岐→オジカ沢の頭→土樽分岐→万太郎山→毛渡避難小屋(テント泊)
       9:45−10:05   10:33     11:30    14:02   14:09   15:00


       毛渡避難小屋 →エビス大黒ノ頭→ 仙ノ倉山→平標山 → 平標小屋   →浅貝分岐 →三国山
         4:12     5:50−6:00   7:00   8:15   8:35−8:55  10:13   11:58  

       →三国峠 → 三国大橋→法師温泉
         12:35  13:04   14:00

 水上の土合駅から法師温泉へ歩く計画は2年前に作成し、2度機会を失った。今年は赤城山、榛名山から谷川連峰の雪の状態を見てチャンスをじっくりうかがった、今は梅雨時である、週間予報とひまわり情報を頼りに決断したのである。土合に着いて仮眠をしていたら予想に反して雨が降ってきた、夜が明けても空はどんよりとしている、平地と山地の差だろうか、なかなか車のドアを開ける気になれない、朝食を取る、時間だけが過ぎていくばかり、思い切って立ち上がり雨具を身につけて出発した。

 西黒尾根へ入って間もなく水場がある、小休止して水を補給する、これで18kgはありそうだ。雨のやむ気配は全くない、急登にあえぎながらただ上を目指す、肩の荷と蒸し暑さで時々立ち止まっては呼吸を整える、顔の汗と雨をはらう。4時間半ほど歩いて天神尾根の手前まで着た、残雪が大量にあり急な斜面である、ストックで足場を作りながら慎重に越えた。山頂は一面ガスにおおわれ、人の気配もない、雨は若干小降りになってきた。北海道のAさんに電話をする、「ご無沙汰しております、・・・今谷川の山頂からです・・・・。」、Aさんはだいぶ前だろうが谷川岳に登っている人だ。

 避難小屋で一休みとする、5人ほど先客がいて天神尾根から歩いて今着いたそうだ、このあとの行動を皆ためらっている。窓ごしに見るといくらかガスがきれてきたようである、先のあることだ、思い切りが肝心だ、自分に言い聞かせて万太郎山への道へ入った。少々の下りである、雨は時々あたる程度、視界も200、300m見えそうだ、ザックをおろして写真を撮る、つでにガスった谷川岳も。
  
  谷川岳を過ぎてガスがいくらかとれてきた                 コイワカガミ

  
         ハクサンチドリが1本                        ヨツバシオガマ

  
         ミツバオーレン                             

 谷川岳の避難小屋から1時間半ほど歩いて、オジカ沢ノ頭に出た、まだ一面霧の中、東西南北は何となくわかる程度、幸い雨はあがっているので上着だけ雨具をとった。

         オジカ沢ノ頭

  
  ○○チドリでしょうか、××ノギランでしょうか                ツマトリソウとマイヅルソウ

 土樽への分岐点を過ぎるころ、視界はさらに良くなって近くの山肌は見えるようになった。間もなく、アズマシャクナゲのちょっとした群落に出た、雨に濡れ若干下向きになったピンクの花は今が盛りという感じであった
  
           土樽分岐                            アズマシャクナゲ

  
       万太郎山 山頂                             景色がひらけきて残雪が・・・

  
        ヤマドリゼンマイ                            登山道に沿ってハクサンイチゲ

 万太郎山を越えて、カマボコ形の毛渡避難小屋に着いた、この小屋には医学生3名がいて小屋の前で宴会中であった。収容人員6人と聞いていたので、同宿を頼んで、夕食をとった。小屋は狭いが入れないことはなかったが、明日の予定を考えて早立ちしたいので、テントを張るから空けてくれと頼む。天気は薄日がさすまで回復していた。
 3時頃に目をさまし、荷物の整理と食事をする、今日はコーヒーがうまい。朝もやの道を毛渡乗越へちょっと下りエビス大黒ノ頭まで登り返す、両側低い笹の茂った草原といった感じのする道だ。エビス大黒ノ頭に着く頃には、霧もあがり上越国境の山は姿を現した。
  
    ヒロハテンナンショウ(避難小屋の前で)             万太郎山に朝日が、エビス大黒ノ頭の東斜面より

  
         ツガザクラ                            エビス大黒ノ頭から仙ノ倉山 


      雨にうたれたシラネアオイ

 エビス大黒ノ頭から仙ノ倉山までは、ちょっと下って230,240m登り返す、結構ハードであるが、足元の高山植物や形を変えていく周辺の山々を見ながらの歩きなので楽しい、1時間くらいで仙ノ倉山頂についた。思ったより平である、今では平標山からここまで足をのばす人が多いと聞いている、眺望もいいところだ。ここから平標山の方向を見ると次の小高いピークの斜面に白っぽいた形のものが幾つか見える、岩でもなさそうだし、小屋でもない、何か異様だ、通り道なのであとでわかるでしょう。

        仙ノ倉山 山頂

  
        仙ノ倉山から苗場山眺望                         仙ノ倉山から平標山へ

 近づいてみるとなんと、木道工事に使用する資材の山であった。仙ノ倉山の頂上からもその先に見えていたが、木道が一直線に続いていた。仙ノ倉山から平標山までは緩やかなアップダウンで広々としたお花畑であった、チングルマ、ハクサンコザクラ・・・が目を引いた。しかし、平標山の山頂まで真っ直ぐ作られた木製の階段は歩きやすいとは言えない。訪れる人の数が多いのだから、仕方ないのでしょう、この形体の遊歩道はあちこちで見かける。朽ちることのない、プラスチックスの義木を長いスパンで土留めに使い、全体を小石を使ってスロープにし、歩幅に関係なく歩きやすくしている遊歩道を見かけたことがあるが、そうした配慮もこれからはしてもらいたいものだ。平標山の頂上から平標小屋までも同じく階段で、踏み外さないように、登ってくる人をよけながら神経を使う下りだった。
  
         チングルマ                                 ハクサンコザクラ

 平標小屋からは、右の曲がると元橋に出、直進すると三国山方面である、高度的には多少のアップダウンするだけで大源太山の頂上を巻いて三国山へと通ずる。しかし、照りつける日差しは強く、高度も下がったせいか暑い、木陰を探して小休止を繰り返して三国山まで3時間を要して着いた。
  
         アカモノの花                              ベニサラサドウダン

  
           オオカメノキ                            サンカヨウ

  
          ムラサキヤシオツツジ                          三国山 山頂

 三国山からの道が以前歩いた時と全くイメージが合わない、20年もたたないと思うが、三国峠から稜線伝いに三国山まであがったような気がする。今は来た道を少し戻り板張りの階段を下るらしい。地図で見ると確かにそうなっている、考え違いだったろうか。三国峠で昼食をしていた作業衣姿の人達に会う、聞いたら登山道の草刈りをしているそうなので、ご苦労様ですと一言、避難小屋も管理している人達だとか。ここから30分で三国橋、さらに1時間で目的の法師温泉についた。三国橋法師温泉間の山道は、じめっとした落ち葉の上を歩くので歩きやすいが、山ヒル(蛭)が多く立ち上がって狙っているのが見える、数回はらいながら来たが、法師温泉についてもう一度靴と靴下をぬいで見ると靴の隅に5匹進入していた。ここのヒルに噛まれたら、全治するのに1年近くかかるので注意を要す。参考までに、虫ヨケスプレーが効果あると、法師温泉の方が言ってました。ここからはバスで猿ヶ京へ、バスを乗り換えて上毛高原駅へ、更にバスを乗り継ぎ水上駅へ、最後にタクシーで土合駅へ、車をとって家路へ急ぐ。


  気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”