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小地蔵岳・長七郎山(赤城山)

山行日
    2003年12月26日      晴れ    2名

コース  詳細はこちら
   鳥居峠→小地蔵岳→長七郎山→茶ノ木畑峠→オトギの森→小沼尻→小沼駐車場→鳥居峠
 “ナナちゃん”と12/22に足利の山を歩き、「赤城山のスノーハイクもいいだろう」、と話した。早速メールが入り、夜明けの大洞へ着いた、冷たい強風と白いものがちらほら舞っていた。南の天空には星が幾つか、北は雪雲のようだった。東の空が赤く染まり、小地蔵岳〜地蔵岳の稜線は見えてきた、駒ケ岳方向は荒れているようだ。「鳥居峠から・・・・・・」で話しは決まり、6:40カッパスタイルで凍てつく小地蔵岳の斜面に取付いた。

 この斜面は今年の1/18に歩き深い雪と急斜面に悩まされている。若干その時よりは積雪が少なく一部凍結しているので歩きやすい。同行のナナちゃんはどうだろうか、時々振り向きながら前進する。小枝を掴み、ストックを雪面いっぱいに指し、体重を分散させての歩行だ。木々の間から真っ赤な太陽が昇る、雪雲をかぶった駒ケ岳を赤く染める、光景に足は停止する。所々にできた吹き溜まりの雪は、多少凍っているようで体重を支えてくれる、ナナちゃんは私より10kgプラスだ、ハンデのようだ、ズボッズボと落ちてしまう。

 奮闘すること40,50分、山頂手前で袈裟丸山連峰、皇海山を遠望する。その向こう、日光方面の山々は吹雪いているようだ、全然見えない。赤いテープが目に付くと、ほどなく平坦になり小地蔵岳山頂着7:35。ここから先頭を交代する、登山道に沿って歩いて行くのだが、もともと明瞭でないクマザサの道、結局ヤブコキ同然となり茂みをかき分けズボズボと足をとられながら少々下り、緩い登りとなる。後姿を見ていると、いささか滑稽である(自分ではわからないが?)。東斜面では吹溜りができ若干雪庇が成長していた、写真を撮っていると、「拾いに行けないよ・・・・」と同行者に引かれる。尾根筋は雪が深く、尾根からちょっと下の樹林の中をかき分けながらはい上がる、長七郎山山頂8:10着。
  
 樹間から日の出                        朝焼けの駒ケ岳

  
 ズボッ、ズボッ、小地蔵岳山頂付近               ヤブをこいで前進するナナちゃん

  
 袈裟丸連峰遠望                         長七郎山東斜面の吹溜り

  
  長七郎山東斜面の吹溜り                  長七郎山東斜面の吹溜り

 山頂部は強風のためか雪が飛ばされて岩石が露出していた、風を避けて東側で小休止。赤城山はほとんど晴れ渡っていたが、遠望は雪雲と薄い霞でイマイチであった。ここから南東方向の横引き尾根を目指して、再び私が先頭で下る、30,40cmの積雪の急斜面の下りは、雪上ハイキングの格好の場である、10分位で鞍部の林道終点まで下ってしまったような気がする。ここでまた後方につく、地形のせいか積雪が多い、同行者もここまで来ると慣れか、楽しさか登りの加速がつく。コメツツジに被われた二つの小さいピークを越え、茶ノ木畑峠へ下った、峠着9:15。同行者は一帯の地形に詳しい、吹溜りの成長していく過程を説明してくれた、納得。
  
駒ケ岳と黒桧山(左)、長七郎山山頂から            同じく、地蔵岳

  
 同じく、荒山                            長七郎山東の鞍部より駒ケ岳方面

  
 横引き尾根から長七郎山                    同じく、蛇行する渡良瀬川

 ここから銚子の伽藍に下り対岸に渡って鳥居峠へ戻ることにして、横引き尾根を進む。9:21つつじが峰のコースを分ける、登山道がわかりにくい、道標とテープを確かめながら尾根の先端部へ進む。沢への下りは、安全を見て少し手前から下ることにして、ルートを探す。結局見間違って早めに下ってしまい、温泉を掘削した堰堤の上で沢に下りてしまった。仕方なく、ここからオトギの森へ上がり、小沼へ出て、鳥居峠へ戻るコースに変更。登るルートを探す、積雪のため道らしきものが見当たらず、結局沢に張り出した小さい尾根に取付く。急斜面のガレ場のような所だったが、幸いにも降り積もった雪を足場に乗り越えた。鹿の通ったヤセ尾根を慎重に進むと、間もなくオトギの森の案内板(温泉掘削跡)が目に入ってひと安心、10:07着、小休止。
   
 横引き尾根、茶ノ木畑峠付近                 オトギの森から銚子の伽藍付近

  
  オトギの森、コナラの森                  オトギの森、コナラの森

  降り積もった雪に林立するコナラの大木、シラカバ、つつじの低木、赤松も1本、柔らかな日差しを浴びて雪上に影を落とす。風の音だけが上の方で鳴る、雪の上は風もなく静かな森である。二人だけではもったいないこの景色、小動物も小鳥も見当たらない。時間間隔を一瞬忘れさせてしまう、不思議な森だ。

 ナナちゃんの勢いは止まらない、一直線に長七郎登山口方向へ進む。この辺の積雪は40,50cmほどでズボズボで面白い。長七郎山を樹間に見ながら進む、あまりの美林に時々足は止まる。しばらくして勾配が増し、一気に登り詰めると長七郎山登山口のちょっと手前で林道に出た。林道にはスノーシューの跡が雪上に残っていた、林道に沿って進み小沼尻で湖上の雪原を入れて黒桧山と地蔵岳を撮る。
  
 オトギの森から荒山                       コナラの大樹

  
 つつじの枝が多本分岐して固まりとなっていた       シラカバ

 「小沼を北周りで・・・・」と同行者が言ったが、最短で道路に出ることにして林道を歩く。林道全体が吹溜りとなり、歩きにくいことこの上ない、軟硬、浅深、11:28小沼駐車場着。ここからは除雪した道路を歩き鳥居峠へ、11:50峠着。
  
 ちょっとデジカメが寒がって・・・。                  小沼沼尻から地蔵岳

  
小沼沼尻から黒桧山                         同、アップ

 総所要時間5時間10分であった、晴天に恵まれた年の瀬の雪上ハイク、いつもとちがう赤城山を見た。今年は1月1日に黒桧山を歩き、本日も長七郎山を歩き、赤城山で始まり赤城山で締めくくった。来年の赤城山はどう迎えてくれるだろう、美しい自然景観、春夏秋冬の光景、来年も魅了してやまないだろう。


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