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長七郎山・駒ヶ岳・黒檜山(赤城山)
 
山行日
    2005年4月9日   晴れ   単独

コース  詳細はこちら
    大猿登山口(大猿山乃家)→茶の木畑峠→P1466→長七郎山→小地蔵岳→鳥居峠→駒ケ岳→黒檜山→
    黒檜山登山口→覚満淵→鳥居峠→小沼→茶の木畑峠→(つつじが峰通り)→見晴→大猿登山口

 大猿川の東尾根から長七郎山、荒山と歩き、赤城温泉、不動大滝を経由して大猿へ戻るコース、概略10時間とみて、大猿登山口を5:00出発する。尾根へでるまで、いきなり急登する、時間にしたら10分ぐらい、朝一にはちょっときつい。ここからは落葉樹林が続く、5:23東の山から真ん丸い朝日が昇る。小さいピークを2,3通過する、さほど負担の軽減とならないと思うが、巻き道も出来ている。樹間から大猿川の堰堤が見えた、多分乙女の滝の下の堰堤だろう。この辺は、950m前後と思うが、ヤマツツジの芽が若干活動を始めている。西のつつじが峰から落ちる2本の沢は凍結しているのだろうか、真っ白だ。下の沢の西には、旧宮城村の展望台付近にあるアンテナが見えている。5:45、雨やどり岩と書かれたプレートを見る、茶の木畑峠1.2km、50分、大猿登山口2.2km、50分、以前ナナちゃんと乙女の滝から尾根へ這い上がった時出た地点だ。

 ここを過ぎて7,8分歩くと、右手に沢からの道が合わさる、続いて小さい尾根からの道が合流する、いずれも踏み跡は薄いようだ。そして、岳人岩と書かれたプレートのある大きな岩に出る、5:58。梨木の尾根、粕川の尾根(つつじが峰通り)とかなり接近してきたようだ。勾配も若干緩やかになり、霜柱が2cmほどに成長している、間もなく林間に残雪を見た。続いて、右手から小さい尾根が、また1本合わさり、追分と書かれたプレートがあった。茶の木畑峠0.5km、20分、大猿登山口2.9km、1時間10分、と表示されていた、もう道は半分ほど雪の上。6:20やっと、梨木からの尾根と合流、昨年2月、乙女の滝、大猿の滝を見て尾根に這い上がった位置がこの辺だった。そして、茶の木畑峠へ出た、しかし大きな吹き溜まりがあり、斜面は凍結、アイゼンを付けるのは面倒、下を巻いて峠に出るか、上へ巻いてP1466に出るか、である。長七郎山を目指すのであるから、いずれでもよい、山頂を抜けることにする。木につかまって残雪の斜面を上がり、P1466を過ぎて北のピークへ6:37。風を避け、食事をし、これからのルートを考えて、アイゼンを付けた。
  
  日の出、5:23                       直径1mもあるコナラ

  
 残雪がボチボチ                       茶の木畑峠の上

 西側に下り、6:50鞍部にでる。ここは長七郎山を南に巻く林道の終点である。ここから長七郎山山頂までの東側の急斜面の脇を登る。適度に凍った雪は、歩きやすく、無積雪では、蛇行しながら歩くところだが、一直線に歩ける、不思議なくらい、7:12山頂着。風は強いが、空気は澄み、富士山、南アルプス、八ヶ岳、浅間山、上信越国境の山々、上州武尊山、日光白根山、皇海山、袈裟丸連峰、と遠望できた。ここから荒山経由で下山してしまうには、モッタイナイ天気だ。ここは、“気ままな男の山歩き”、まだ早いことだし、黒檜山を目指そう、すばらしい眺望が迎えてくれるだろう。ここから長七郎山を登山道に沿って北へ小地蔵山へ進み、鳥居峠へ真っ直ぐ林間を下り、鳥居峠から尾根づたいに歩いて、駒ヶ岳の山頂手前、鉄ハシゴのところで正規の登山道に出る、ことにする。そう決めると、取り出した荷物を突っ込んで、さっさと歩き出す。
  
 長七郎山山頂                        黒檜山、小地蔵岳と駒ヶ岳が重なる、左が上州武尊山

  
 同じく、右は日光白根山、皇海山             上州武尊山遠望

  
 大沼と谷川連峰、上州武尊山               長七郎山北側の雪庇と黒檜山

  
  北面から長七郎山                    鞍部から小地蔵岳と黒檜山

 鞍部まで続く雪庇の上を快適に下る、雪の厚さは多いところで7mほどありそうだ、赤城山でこんなに発達した雪庇を見るのは初めてだ。1月の中旬に引き返したのもこの吹き溜まりだ。いずれ崩壊するだろうが、今現在その危険はなさそうだ、先端から覗き込んでは、その厚さに感心する、小地蔵岳7:38着。ここも残雪多し、道標がちょっと出ているが1mはあるだろう。北側の平坦な場所から、駒ヶ岳の稜線を一望する。ここからあの尾根筋を見た人は、歩きたくなるだろう、駒ヶ岳の良く見えるビューポイントだ。急斜面を下って、鳥居峠の茶店脇へ7:50着、たったの12分で下ってしまった、この雪と雪質のお陰である。
  
 同じく、谷川連峰遠望                   小地蔵岳山頂

  
 小地蔵岳北側から黒檜山と駒ヶ岳稜線         小地蔵岳北側樹林帯、鳥居峠茶店の屋根が見えた

  
  小地蔵岳北側樹林帯から駒ヶ岳           小地蔵岳北側から、覚満淵

 鳥居峠の広場は雪がない、車が1台止まっていたが、雪の上の散策だろうか、それとも店の中かな。岩の間を枝を掻き分けて進む、ここも穴だらけで注意しながら、岩の上を渡り歩くところであるが、隙間の雪が凍結しアイゼンの効きが良く、歩きやすい。小木も雪ノ下、樹木の薄いところを見極めながら、直線に近い状態で進む。樹間に長七郎山、小地蔵岳、小沼、荒山、地蔵岳、大沼を映す、私の好きな景色だ。8:37、鉄ハシゴのところで駒ヶ岳登山口からの正規ルートに出る。
  
 鳥居峠から入った、ヤシオツツジの綺麗に咲くところ  雪の量を増す

  
  小地蔵岳、すぐ左のピークが長七郎山         ちょっと離れた左に、P1466

  
           樹間に長七郎山、小地蔵岳、小沼、荒山、地蔵岳、大沼

  
  駒ヶ岳登山口からの道に合流する         雪庇の向こうに、左からP1466、長七郎山、小地蔵岳

  
  浅間山遠望                        荒山(左)と地蔵岳

 駒ヶ岳山頂までは雪の上、枝間に変化する赤城山の峰々を見ながら駒ヶ岳山頂に立つ、8:51。北側に回り、上信越国境の山々を遠望する。黒檜山をしみじみ眺めて、山体の窪みに疑問を感じた、あの窪みはもしかしたら、爆裂火口の跡ではないかと。荒山の南斜面に、大穴という場所があって、これは明らかにそれらしい、としたら、ここにあっても不思議ではない、と思うのは私一人かな。
  
 駒ヶ岳山頂付近から黒檜山、もしかして爆裂火口の跡?  苗場山〜谷川岳〜朝日岳遠望

  
 浅間山遠望                         大タルミ

  
 駒ヶ岳、北側から                      浅間山、手前は鍬柄山と鈴ケ岳

 北面から見る今年の残雪の多さに、驚きつつ、関東周辺の山々を遠望しながら、大タルミを登り返す。ボチボチ下山してくる人に出会う、山頂の景色に大感動、長ーい説明を加える人、、一人、二人、また一人、ついでに小休止。「・・・・今日は暑いですね」、にはマイッタ、「・・・寒いですね」、とは答えられない、冷たい強い風が吹いているのに、「あなた、興奮しちゃってるんじゃないの」、って言いたいところ。9:48、花見ケ原からのルートと合流する。黒檜大神に5,6人、元気ハツラツの若い男女、北の燧ケ岳を指差して、何やら会話していた、9:50黒檜山山頂着。

 そのまま北のビューポイントに向う、祠は雪の下、御神体の大きな岩も2mほどあると思うが50cm位しか出てない。小木に遮られることなく、上信越の山々が丸見えである。これほど良く見えるのは初めてだ、でもカメラを持つ手が刺すように冷たい。個々の判別はつかないが、南アルプス、中央アルプス、北アルプスまでも見えるではないか。先ほど会った、「暑い・・・・」、がわかるような気もする。ここにも5,6人、1時間も見渡している人もいた、兎に角良い眺めだ。飽きさせないこの光景、次回は双眼鏡を持って来よう。やはり、こちらに変更してよかった。山頂に戻り、道標に腰を下ろす、休憩中の同年輩の男性に菓子を頂き話し込む。「5時から歩いている」、と言ったら、呆れ顔だった、「ご苦労さん」、と言いたいところだろう、10:30山頂を後にする。
  
  黒檜大神より日光白根山、皇海山、袈裟丸山遠望   猫岩方面の道標

  
  黒檜山山頂から至仏山、燧ケ岳、日光白根山、皇海山    燧ケ岳と会津駒ヶ岳(右の平坦な山)のアップ


  日光白根山、皇海山、男体山、袈裟丸連峰


  浅間山と四阿山の間に北アルプス、手前は鈴ケ岳


  上州武尊山、笠ケ岳、至仏山

 南、猫岩方面に下る、ここも雪のお陰、スイスイ落ちるように下っていく。登りの方に次々と会う、もう20人は会っただろう。一気に下り、猫岩10:52、黒檜山登山口11:00。アイゼンを外して、覚満淵の西入口へ、再びアイゼンをつけて11:29、雪の消え地面が所々に見える覚満淵を通って、鳥居峠11:47。ここから小沼への登山道を歩く、ここも雪タップリ、長七郎山分岐点12:11。雪が溶け出して、時々深く踏み込むようになってきた。積雪の少ないところを拾いながら歩いて、沼尻へ12:33。今朝通った林道終点付近へ12:48、茶の木畑峠へ12:55、そこで驚いた、3人先客が休憩中だった。
  
 大沼、小鳥島付近                      覚満淵、正面が鳥居峠

  
  小地蔵岳北西斜面から黒檜山             小地蔵岳北西斜面の登山道

  
  小沼、沼尻付近から左黒檜山              銚子の伽藍分岐付近

  
  さねすり岩                         ブナの大木

 熊谷から来られたとか、コースは私と逆コースで大猿川東西尾根を回られるとのこと、この峠で待ち合わせをしたことはあるが、出会ったことはない。つつじが峰をゆっくり下っても、ここから2時間はかかるまい、隣りに腰を下ろして話し込んだ。「昔歩いた年輩者は、この道を歩くようですが、・・・」、「尾根歩きとつつじが・・・」、ということだったので適期を言った。このコースは団体でおしかけるところではない、小グループで木々と尾根筋を楽しむコースである。眺望も南は開けているが、黒檜山で見た今日の眺望とは比較にならない。ゆったりとした尾根歩きを好まれる方にはお薦めである。聞けば毎週のようにアッチコッチ、歩かれている様子、「私もほとんど毎週のように・・・・・」、美味しいリンゴを頂き感動、ご馳走様でした、13:30茶の木畑峠出発、見晴14:13、大猿登山口着14:28。総所要時間は、9時間28分で、コース変更して拾い物をしたような山行であった。



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