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至仏山
  
山行日
    2004年10月28日    晴れ    単独

コース
    鳩待峠→オヤマ沢→小至仏山→至仏山→山の鼻→牛首→山の鼻→鳩待峠  尾瀬ケ原散策(写真集)はこちら

 至仏山を10/10前後に予定していたが、台風の影響などで入れ替えを行い、とうとう私の今年の夏山ラストとなってしまった。紅葉も500、600mのところまで下りて、高い山では根雪もボチボチというところである。至仏山も3度ほど降雪があったようである。途中、赤城の北面を通ってきたが、黒桧山の山頂部は白く輝いていた、多分初冠雪でしょう。鳩待峠への車道の雪を気にしていたが、津奈木を過ぎると笹の葉が白くなっていたけれど、車道は乾いていた。鳩待峠着16:10、チラホラと雪が舞っている、予報は北海道を除き晴れであった。

 車の音とザワメキで目がさめる、時計は3:30、彼らはヘッドランプをつけて尾瀬ヶ原の方向に入っていった。次々と、7,8台着いたが、みな写真の機材の入った大きなザックを背負って、向かって行った。明るくなるのを待って、5:45鳩待峠を出発する。点々と残った雪と、2cmほど成長した霜柱を踏みながら、緩やかに上がって行く。水たまりには3mmほどの厚さの氷が張っている、左手に見える山並みが茜色に染まり、日の出時刻も間近のようだ、歩数を稼ぐごとに色濃くなっていく。枝越しに見える至仏山山頂付近に日が指すと、日光白根山の北側から、日が昇った。
  
 至仏山を樹間から見る                  日の出、日光白根山のちょっと北側から昇る

 幾分南東方向に回り込んだ所で、燧ケ岳が視界に入った。うっすらと白く染めた燧ケ岳、左側に会津駒ケ岳、そして与作岳と景鶴山へと連なる。本日の山行にまず一輪が開いたようだ、新鮮だ。何年ぶりだろう、思い違いだろうか、この辺から燧ケ岳を見た記憶がない。樹林帯がもっと濃く、大きなブナやシラビソに覆われていたような気がする。南へ回り込みP1867を巻くにつれて、山並みが一変し、赤城山、上州武尊山の山容が姿を現す。赤城の地蔵岳のアンテナまで肉眼で見える、なんと素晴らしい天気なんだろう。おや、上州武尊山の左手に、富士山だ。
  
  うっすらと白く染めた燧ケ岳と会津駒ケ岳      同じく、景鶴山と与作岳

  
 燧ケ岳アップ                       景鶴山アップ

  
  上州武尊山                       赤城山(左)と上州武尊山


       赤城山(左)と上州武尊山(パノラマ加工)

 先ほど、燧ケ岳の見えた地点で、後から来たアマチュアカメラマン(?)が追いついたが、これだけゆっくり歩いているのにまだ来ない。ファインダーに見入って、カナシバリになってしまったのかな。今度は、ダケカンバの間に、ピラミットだ?、笠ケ岳の山頂部が頭を出したのである。緩やかに上がるにつれ、肩が見え、そして東の深い谷が現れる。やがて、シラビソの樹林は濃くなり、小至仏山の山頂部が、見え隠れする。
  
 ダケカンバの樹林と笠ケ岳                赤城山もくっきりと青空の下に

  
 ナナカマドの残った赤い実と上州武尊山        シラビソの樹林と小至仏山

 再び燧ケ岳が樹間に雄姿を現し、尾瀬ヶ原、会津駒ケ岳、至仏山、と枝間から楽しませてくれる。そして北側が開け、薄っすらと化粧した、尾瀬ヶ原を真中に、絶景が展開する、景鶴山、与作岳、会津駒ケ岳、燧ケ岳、アヤメ平が素晴らしい。ここから一登りすると、道標のある小山沢1980mを7:12通り、小山沢湿原にでる。雪を纏った冬枯れの草原は、青空に映え、凍てつく池塘、燧ケ岳とその景観に見惚れてなかなか前進出来ない。
  
  シラビソの樹林と燧ケ岳                 尾瀬ヶ原と会津駒ケ岳(左)と燧ケ岳一望


 景鶴山〜尾瀬ヶ原〜アヤメ平、会津駒ケ岳(左)と燧ケ岳一望(パノラマ加工)

  
   小至仏山(左)と至仏山                日光白根山(左のピーク)

  
 オヤマ沢                     階段を上がると小山沢田代へ出る

  
  小山沢田代から燧ケ岳                 小山沢田代の南側

 小山沢湿原からシラビソの樹林帯を抜けると、笠ケ岳方面へのルートを左手に分ける、7:22。ここから小至仏山の山頂部を正面に見て、一登りすると、上信越国境の山々が飛び込んでくる、赤城山、上州武尊山、笠ケ岳、小笠、そして煙たなびく浅間山、四阿山、そして白い山塊が続く。白い上信越国境の山々とちょっと離れた頚城山塊が一際目立つ。遠くは北アルプスの峰々も上信越国境の山々の背後に点々と姿を見せる。直下の階段を上がり、足場の悪い岩場を抜けると小至仏山山頂に立つ、7:55。
  
小至仏山の山頂部を正面に高度を上げて行く     尾瀬ヶ原と会津駒ケ岳(左)と燧ケ岳一望



赤城山、上州武尊山、笠ケ岳、小笠、そして浅間山、四阿山、上信越国境の山々を遠望

  
 上州武尊山、笠ケ岳、小笠              上信越国境の山々、右奥に頚城山塊(妙高山、火打山)

  
笠ケ岳、小笠、そして煙たなびく浅間山遠望      小至仏山山頂東斜面から尾瀬ヶ原と会津駒ケ岳(左)と燧ケ岳

  
 イワヒバリ                        小至仏山東直下


     上信越国境の山々を遠望(パノラマ加工)

  
赤城山、上州武尊山、笠ケ岳、小笠         小至仏山山頂、2162m、後に越後三山(八海山、中ノ岳、駒ケ岳)

 小至仏山からは眺望とハイマツ帯の霧氷を楽しみながら、一方悪い足場に気を使いながら小さいアップダウンを3,4回繰り返す。山容を変えていく山々、赤城山、上州武尊山、笠ケ岳、尾瀬ヶ原、会津駒ケ岳、燧ケ岳、遠望する上信越国境の山を脳裏に焼付け、至仏山山頂を踏む、8:38。
  
 小至仏山西から至仏山山頂部             霧氷と背景の燧ケ岳

  
  尾瀬ヶ原と燧ケ岳一望                  霧氷と尾瀬ヶ原と燧ケ岳一望

  
 至仏山の霧氷、シラビソ(上)とハイマツ       至仏山の霧氷、シラビソとハイマツ

  
  日光白根山方面                   中ノ岳、越後駒ケ岳

  


 気温が上昇しているのだろうか、風がすこし吹いているが寒さを感じない。360°の絶景、狭い山頂を右に左に動き回り、シャッターを切る。15分ほどして1名着いたが、カメラマニアさんではなかった。見渡す山塊を次々と聞いてくる、越後の山を歩きたいらしい、山の鼻の下りは怖いから鳩待に引き返すと言っていた。9:15、山頂をあとに、山の鼻へ下る。
  
  至仏山山頂部                   至仏山山頂、背景は燧ケ岳



 上信越国境の山々、草津白根山付近〜(下の写真に続く)


   (上の写真の続き)〜燧ケ岳、アヤマ平

  
  飯豊山遠望(画面真中の白い部分)         浅間山遠望

  
 上信越国境の山                       上越国境の山

  
  越後三山(八海山、中ノ岳、駒ケ岳)方面       平ケ岳方面

 アイゼンを持ってきたが、装着するには中途半端という感じ。木製の階段に残った雪はシャーペット状だし、石ころの間に溜まった水が凍っている。圧倒的に露出している岩石(蛇紋岩)は乾いているが、濡れると滑りやすい。そこで、アイゼンなしで、注意して下りることにした。下るにつれて、尾瀬ヶ原の雪も次第に融け、周囲の山体の変化と相まって、興味深い光景が展開した。
  
景鶴山と与作岳、会津駒ケ岳              会津駒ケ岳、燧ケ岳、尾瀬ヶ原

  
 赤城山、上州武尊山                  上州武尊山アップ

  
 中ノ岳、越後駒ケ岳、平ケ岳              尾瀬ヶ原と会津駒ケ岳(左)と燧ケ岳

  
 尾瀬ヶ原と会津駒ケ岳(左)と燧ケ岳一望          尾瀬ヶ原と会津駒ケ岳(左)と燧ケ岳 

  
尾瀬ヶ原と会津駒ケ岳(左)と燧ケ岳、樹林帯に近づく   樹林帯から燧ケ岳

 10:37樹林帯へ、10:57尾瀬ヶ原の木道に出る、至仏山を振向きながら、田代を抜け11:08山の鼻着。小屋は既に冬支度を終え、閉ざされていた。カメラノマニアが数人、本日の反省会だろうか、自慢話だろうか、歓声が飛んでいた。尾瀬ヶ原の葉を落としてない黄金のカラマツ、尾瀬ヶ原の枯れ野、池塘のヒツジグサと燧ケ岳、至仏山を眺めながら、牛首まで往復する、12:40山の鼻へ戻る。木道を登り、13:30鳩待峠に戻って、山行を終えた。総所要時間は、尾瀬ヶ原散策を含めて、7時間55分であった。ついでに記しておくと、ヨッピ橋と東電尾瀬橋は、本年10/20から、来年5/上まで通行止め、と牛首の分岐点に書いてあった。好天に恵まれ、というよりは、好天を掴んで至仏山を歩けたことに大満足である。

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