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北岳
  
山行日
    2009年9月23日   晴れ   単独

コース
    広河原→二股→八本歯のコル→北岳→肩ノ小屋→小太郎尾根分岐→二股→広河原

【広河原〜二股】TOP  【二股付近のお花畑で】2  【二股〜八本歯のコル】3  【八本歯のコル〜北岳山荘巻道分岐点】4
【北岳山荘巻道分岐点〜北岳山頂】5  【北岳山頂の眺望】6  【北岳山頂〜小太郎尾根分岐点】7  
【小太郎尾根分岐点〜二股〜広河原】8

 1週間前、剱岳を歩いた時会った岐阜のNさんに、北岳日帰りを問われた。「林道の規制前は簡単に日帰りできたが、今はバスを利用しなくてはならず、スタートが遅れるから、・・・・」、と話したが、調べてみると、土日・祝日に限って始発の広河原着が6:11、終バス発が16:00とこの間に約9時間50分ある。コースタイムを右回りで合計すると10時間20分となり単純に可ではない。しかし、過去の記録からすると、ゆっくり歩いても3時には戻れる計算だ。そんなことで諦めていた北岳日帰り山行を急遽計画した。

 現地の看板を見ると、バス発着時刻に合せて乗合タクシーというのがある。料金も¥100高いだけ、時間的には余裕が出るはず、どちらでもと思っていたが、案内されて乗合タクシーを利用となった。定員になっても時間まで発車しない、これは夜叉神峠登山口の先にあるゲートの時間に合せてある。ゲートは5時30分のようだ、しかし、5時25分には開くそうだ。そして車は、5時51分広河原に着いた、バスより20分早かった。お陰で、広河原を5時55分出発できた。

 広河原山荘から山道に入ると、出水の跡のような道が平坦な泥濘んだ道に出るまで続く。前方に2名、宿泊者だろう? 道をあけて頂き、「お早うございます、どうも・・・・・」、で前に。間もなく御池小屋方面の道を右に分ける、6:13。今度は大石小石の間を縫って上って行く、川沿いの道だけに濡れた所は要注意、間もなく左岸から右岸へ渡るが、大同小異、小さな沢を2,3本渡り、再び左岸へ。ここで、後続の男性が、スーと抜いて行く、見ると、流行のトレイルランのスタイル、早い早い、こちらがヒョコヒョコ歩いているのにたちまち見えなくなってしまった。後ろに鳳凰三山、前に八本歯のコルを見ながら石をまたぎ、乗り越え前進する。斜面に花がちらほら出てくると二股は近い、7:23二股着。

【広河原〜二股】
  
 バス停から北沢峠方向に歩き吊橋を渡って広河原山荘へ    広河原山荘横の道標、大樺沢方向へ

  
     左二股、右御池小屋へ               大樺沢左岸をしばらく歩く

  
         前方に八本歯のコル                    後方に鳳凰三山の一部、高嶺(たかね)2778.8m

  
  仮設橋を渡って右岸へ                       大樺沢の流れ

  
 しばらく歩くと高嶺の右に地蔵ケ岳が少し見えてくる             左岸に渡り返す

  
   北岳の山頂部はガスに覆われている             日がさしたり陰ったり


   二股近し、前方の八本歯のコルと雪渓がくっきり見えてくる


    クガイソウと高嶺、地蔵ケ岳、観音ケ岳


   イブキトオラノオ、二股付近に広がるお花畑


    ミヤマハナシノブ、どの花もそろそろお終いに近いようだ


 二股でエンジン音が聞こえる、御池小屋からと思ったが、ちょっと変だ、音が大きい。音の方へ進むとトイレ用に発電機を運転しているようだ。山のトイレ、各地で問題視されているが、解決策が? 全くなかったら、山全体が汚染され、植生にも影響を与えてしまうだろう。モラルアップ、入山料を徴収して絶対数をおさえる、等など、皆さんが考えた結果がこの設置なのだろう。ここ二股は高山植物の咲き乱れる場所だ、ここにもあそこにもまだ沢山咲き残っている。

【二股付近のお花畑で】
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【小太郎尾根分岐点〜二股〜広河原】8

  
    タカネナデシコ                          タカネナデシコ

  
   イブキトラノオ                               クガイソウ

  
       トリカブト                             ウメバチソウ

  
       ハクサンフウロ                              タカネグンナイフウロ

  
    オヤマボクチ                                リンドウ

  
    ミソカワソウ                              ミソカワソウ

  
          ホタルブクロ                         ミヤマハナシノブ

  
     ミヤママンネングサ                          タイツリオウギ


 道の様相がガラリと変わる。上流域に入り、雪渓に閉ざされているからだろうか、角のとれた岩石がなくなる。崩落した出来立ての石である。沢に面した斜面をジグザクしながら高度を上げる。山頂部を覆っていた雲が払われ、青空にクッキリとバットレスがその険しさを見せ付ける。人声が岩場の方向から聞こえてくる、8:12、上部二股の道標の所で、左の八本歯沢に入り、一段と勾配を増す、下る人たちも数を増す。バットレスに点々と見える人を、見渡す絶景をパワーに変えて、踏ん張って階段を一段、また一段、8:58八本歯のコル着。

【二股〜八本歯のコル】
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【小太郎尾根分岐点〜二股〜広河原】8

  
   二股道標、奥にトイレあり                    まだ山頂部に雲あり

  
     雪渓上部                         崩落した雪渓


       この雪渓残るだろう?

  
     山頂部の雲はほぼとれた                点々と登る人、下る人


    北岳バットレス、声は聞こえるが姿見えず

  
  上部二股と標記していた、八本歯沢(左)に沿って上る    雪渓を見下ろす


    高嶺&鳳凰三山(左から地蔵ケ岳2764m、観音ケ岳2840m、薬師ケ岳2780m)

  
   丸太のハシゴが連続する                  譲り合いながら通過、ゆっくりと

  
   鳳凰三山を眺めながら                        北岳バットレスを眺めながら

  
     駒ケ岳と地蔵ケ岳の尾根の向こうに八ヶ岳         赤岳が見え隠れ


   鳳凰三山、花崗岩質の山肌が光っているように


   駒ケ岳と地蔵ケ岳の尾根の向こうに八ヶ岳

  
    見上げればハシゴ                      見下ろしてもハシゴ

    
       北岳、この南アルプス、現在も約4mm/年隆起しているとか、15万年後富士山を抜けるかな


   岩場に人影が・・・、上の○から1人、2人、4人

  
  八本歯のコル左のピークに人影あり             八本歯のコル


 まず飛び込んできた白峰三山の峰、農鳥岳と間ノ岳、ズッシリした山並は、北アルプス、中央アルプスと比べても違う。南に位置するから、山が高いから、だけではないと思う。山の生い立ちと気象条件ではなかろうか。現在も早いスピードで隆起しているというから、地質学的に言ったら近い将来富士山を抜いて日本一になるかも知れない(素人が何を・・・・、と言われそうだが、面白い) 雄大な眺めに疲れが吹っ飛んでしまった、9:22北岳山荘への巻道分岐点着。

【八本歯のコル〜北岳山荘巻道分岐点】
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【小太郎尾根分岐点〜二股〜広河原】8


         飛び込んできたのは白峰三山の峰、農鳥岳〜間ノ岳


         鳳凰三山も全容を現す


     尖ってるなあ、八ヶ岳もついに出た


               白峰三山の峰

   
  稜線に出てあとは・・・・・、とんでもない、まだまだ続くハシゴと岩場、でも楽しいよ


   北岳、南東方向から

  
    分岐点が前方に見えた                    岩間から間ノ岳


    真横からバットレス、○印、頑張ってます


 やっとハシゴから開放されたようだ。振り向くと日本一が裾野を延ばし悠然とこちらを向いている。均整の取れたスタイル、万民の好むところだろう、素晴らしい、No.1、No.2を有する山梨県、何事も自然に上位をアタックできる環境にあるだろう。ここから浮石と穴っぽの多い斜面をしばらく進む、冷たい風が汗した体を抜けていく、寒い。9:40、主稜線に出る、ウインドヤッケを被って、時々吹く(吹き上げる)風にロープを掴み、前進する。見えた、山頂の標柱、駆け上って独り噛み締める、9:55北岳山頂着。

【北岳山荘巻道分岐点〜北岳山頂】
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【小太郎尾根分岐点〜二股〜広河原】8

  
   マークに沿って、浮石と穴っぽの多い斜面           北岳山荘への巻道分岐

  
                     気がつくと南東方向に富士山のシルエット


   鳳凰三山と背景は秩父連峰

  
やっと主稜線へ風強く(平均5,6mかな)寒い、防寒具をつける  歩いてきた尾根を辿るとボーコン沢の頭が東方向に

  
             ロープを伝って一歩一歩、時々吹く風に体をもっていかれる

  
     主稜線                               仙丈ケ岳も北西方向に現われる

  
    ツララ、寒いわけだ                     もう一息、山頂直下

  
     北岳山頂、山梨百名山                    北岳山頂、背景に駒ケ岳

  
    北岳山頂3193m                         北岳山頂、三角点3192.4m


 青い空に重なる山並、白峰三山、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、そして富士山、絶景ここにあり、だ。残念なのは見えるはずの御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、頚城山塊、浅間山、八ヶ岳が見えない、遠望が利かない。欲張るまい、昨夕の強い雨から比べたら。山頂には20人ほどいそうだ、先週の剱岳とは違う、静かな山頂だ、これも南の特徴かな。眺めて、給水して、食べて、電話して、あっという間に30分、岩場で奮闘していた人達も無事ついて、堅い握手をして散っていった、静かだった。10:30、山頂を後にする。

【北岳山頂の眺望】
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             仙丈ケ岳と駒ケ岳、


    駒・仙、雲で見えないが背景に御嶽山&乗鞍岳&北アルプス、頚城山塊、浅間山あり


               駒ケ岳、左は鋸岳


    駒ケ岳、左尾根に駒津峰、手前左栗沢山、右アサヨ峰


                 仙丈ケ岳


      カールを正面に仙丈ケ岳、左大仙丈ケ岳


       高嶺と鳳凰三山


  高嶺と地蔵ケ岳、尖った先端オベリスク


      観音ケ岳と薬師ケ岳


         駒ケ岳と地蔵ケ岳の尾根   クリック拡大(プラウザでお戻り下さい)


   富士山


    大樺沢を眼下に広河原まで一望、


     間ノ岳


      間ノ岳と周辺の山並


     富士山〜間ノ岳の展望


   鳳凰三山〜富士山の展望

  
   バットレスから無事到着                      辿ってきた八本歯のコル方向

  
     石像は富士山を見ているのかな               山頂の人たちも入れ替わって


 山頂を時々振り返りながら下る、バットレスを眺めながら岩場を歩いてきたルートとは異なる。北方向に下り、肩の小屋を経て、小太郎山分岐点着、11:14、小休止。色づいた草もみじと染まりかけたウラシマツツジ、秋、冬がもう直ぐだ。座り込んで、名残の景色をインプット、この時間、圧倒的に登ってくる人たちだ、皆んなきつそうな顔してる。「もう少しだよ、・・・・」

【北岳山頂〜小太郎尾根分岐点】
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   北側に若干下って山頂部を撮る


    同、駒・仙

  
     肩ノ小屋を眼下に、背景駒ケ岳と手前に小太郎山     肩から北岳山頂部


   同、肩から草紅葉と北岳山頂部

  
                     ウラシマツツジも2,3日で真っ赤になるでしょう


  小太郎尾根分岐点付近から富士山


   同、鳳凰三山


   同、駒ケ岳、手前に小太郎山


     同、仙丈ケ岳


   同、北岳、赤っぽく見えるのはウラシマツツジ


 ここから二股までかなりきつい道と思っていたが、整備されて歩きやすくなったようだ。登りの方も昔よりは汗かく度合いが違うのでは。咲き残った花たちに「もっとゆっくり」、といわれているような下りぶり、11:24、御池小屋分岐、12:08二股、小休止。

【小太郎尾根分岐点〜二股〜広河原】
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【小太郎尾根分岐点〜二股〜広河原】8

  
   小太郎尾根分岐点                         山頂へ向かう人達


    二股に向かって、北岳山頂を振り返る


   二股に向かって、熟れたナナカマドの実と鳳凰三山

  
    御池小屋分岐点                         隠れてしまいそうな鳳凰三山

  
   二股付近から山頂部を見上げる               ここで一周、大樺沢

 このまま下ると、13:30のバスに楽勝だ。注参照) 花の写真を撮りながら、これから向かう人と立ち止まっては一言二言しゃべりながら、下る、足元の注意は十分必要だ。橋を渡り返して左岸へ入ると、下っている男性に、「バス、何時?」、「13:30、15:00、16:00、13:30にゆっくり間に合うよ」、と言って、こちらは普通に歩いているのだが、駆け足しているような歩きっぷりだった、13:15バス停着。本日の北岳山行、総所要時間は、7時間20分だった。多少個人差はあると思うが、休日用のバスに合せた日帰り山行くは十分可能でしょう。

 注) 芦安発を乗合タクシーを利用したため、山行開始が20分早まった。朝、バスを利用していたら、
    広河原発13:30にギリギリか間に合わなかった可能性もある。この場合、次のバスは15:00発となる。


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